今日で断薬して2年が経ちました。

 

現在、離脱症状と感じる症状はありません。

 

振り返ってみると、もうすぐ断薬できるってときにも、離脱症状として背中の痛みや呼吸の息苦しさなどがありました。

断薬して一か月後からは、アカシジアも現れました。

 

断薬してから一年ほどで、減薬中や断薬後に現れた離脱症状がなくなったということは、逆に微量でも薬を服用していると離脱症状はずっと続くのではないかと考えたりしています。

 

ダメだった珈琲もインスタントからドリップに変えて濃いめで飲んでいますが、胃の不快感もなく、毎日2~3杯美味しく飲んでいます。

最初からドリップにしとけば良かったです。

 

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減薬を時系列にしてみました。

 

2016年10月頃からエチゾラムとロラゼパムの減薬を開始した時は、一回のセルシンの服用量は15mgで一日45mgという高用量を服用しながらエチゾラムとロラゼパムを減薬しました。

 

調べたところ、外来患者の1日量は原則としてジアゼパム15mg以内とされていますが、それにとらわれず、臨機応変に処方してくれた、この事だけは主治医に感謝しています。

 

セルシンに依存することでエチゾラムとロラゼパムを半年で断薬して、セルシンに置換することに成功しました。

 

セルシンの減薬開始は2017年4月から。

汚い字で恥ずかしいですが毎日つけていた減薬メモから。

 

 

 

2017年の12月には逆流性食道炎や深夜にパニック発作を起こしながらもセルシンを一日3mgまで減薬したみたいです(笑)。

 

この時の離脱症状は、立ちくらみ、足のこすり合わせ、やる気がおきない、見え方が変、みたいですね。

 

10月頃にはタバコもやめました。

 

胃が壊れたからやめれたのもありますが、ベンゾジアゼピンをやめるのに比べたらタバコをやめるのは楽でした。

 

 

 

その後、2020年2月25日からセルシンを大雑把に割った約0.5mgまで減らしました。

 

ただセルシンを5mgとか10mg、時にはエチゾラムやロラゼパムまでも頓服していました。

 

赤文字はお通じ記録や頓服、頭痛薬など。

 

 

 

2021年4月26日には苦しくてセルシンを一日2mgに戻しています。

相変わらず頓服もしています。

 

2021年6月8日から1mgに減薬しています。

頓服やEVEを服薬しながら2022年3月まで1mgでステイしています。

 

 

 

2022年1月頃に娘のワンちゃんと出会って、地元に帰ってくるってことになった3月頃の減薬メモ。

 

2022年3月16日から大雑把に割った約0.75mgへ減薬して、24日から0.5mgへ減薬。

 

相変わらず頓服もしているのでグラフで表したら、ぐわんぐわん乱高下している状態です。

 

EVEの服用回数の多さよ(笑)。

良くないですね。

 

4月には毎日ワンちゃんとお散歩に行くようになり、断薬したい気持ちがどんどん強くなりました。

 

 

 

そのまま0.5mgでキープして2022年の5月29日に、家にある全てのベンゾジアゼピンを廃棄してから断薬しました。

 

 

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愛の力ってすごいね。

 

本当にありがとうだよ。

 

 

 

これはぬいぐるみ(笑)かわいい。

 

 

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私が断薬できたのは、生活保護制度のおかげです。

 

言い訳になりますが、この期間に働いていたら自分の性格上、減薬すら無理だったと思います。

 

減薬を開始する前の10年間、40歳から50歳までいろいろな仕事をしてみましたが、人に雇われて会社組織の中で働くことの大変さを痛感しました。

 

自営業には自営業の厳しさがありますが、会社で働くことの難しさも身に染みて感じました。

 

人間関係が一番重要で、それを優先してうまくやらないと働き続けることができません。

 

運が良かったのだと思います。

 

 

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ちなみに、服用していた期間はどうだったのか、これまで触れたことがなかったので、ここで一番ひどかった頃のことを話します。

 

一番服用量が多かったのは40歳の頃で、エチゾラムを一日12mgくらい毎日服用していました。

 

廃業してからは勤めても短期間で仕事を辞めることが多く、酷いときは半日で辞めて帰ってくることもあり、ど壺にハマってどうにもならなくなっていきました。

 

空腹時に服用してから何か食べないと効いた感じがしなくなり、

当時は規制が緩かったため、4つの病院を2週間に1回ずつ回り、それぞれで2週間分の薬を処方してもらっていました。

こうして、1か月に16週間分の薬を集め、それを全部1か月で服用していました。

 

その頃は、エチゾラムを飴のように口の中で舐めて溶かして摂取するようになりました。

 

こうすると即効性があり、誰に教わるでもなく感覚的に覚えました。

 

人に会う前など、20分前に1mgを舐めていたとしても、更に1mgを舐めていました。

 

例えば、ホテルの自動ドアが開き、コツコツとロビーを歩いている自分が何か客観的で、頭から足先に向けてスーッと冷たくなっていくような、物凄く冷静で、スローモーションを見ているような感覚で、咳をしたら飲んだものが口から「ぴゅ~っ」と出ることもありました。

 

そんな頃、知人に紹介された方に自分所有の家を賃貸で貸しました。

 

その方は初月から毎月、催促しないと家賃を払わず、陰で私に対して攻撃的なことを言っていると知人から聞き、怒りが爆発しました。

 

普段は他人に感情をぶつけて怒ることなどないのに、エチゾラムを10錠舐めても治まらず、逆に頭の中で音に例えると「ブチブチブチーッ」とブチギレる音がする感じで激高してしまいました。

 

40歳の頃はまだ若さも残っていて、薬の影響もあったのか、今では絶対にあり得ない行動をしてしまいした。

 

それ以外の行動も含め、衝動的で極端な思考(0か100か)をしていたことは、当時付き合いのあった二人の友人に指摘されました。

 

全てを薬のせいにするつもりはありませんが、エチゾラムの摂取量が多ければ人を狂わせる力があるのかもしれません。

 

半年近く続きましたが、このままだとまずいと思い、一日1mgを5回まで減薬しました。

 

エチゾラムの作用時間は6時間。

 

一日は24時間で、作用時間が6時間なら一日4回必要ですが、処方されるのは一日3回分、3回分で効いているのは18時間です。

 

例えば一日に1mgを朝昼2回、夜0.5mgを1回という服用方法はダメで、一日のエチゾラムの血中濃度を均等に保つことが重要です。

 

常用すると効果が短くなり、5時間くらいで切れたのを体感します。

一日5回服用しないと禁断症状に苦しむことになります。

 

エチゾラムのような短時作用型ベンゾジアゼピンは、均等な量と作用時間と服用回数の計算が重要です。

 

しかし、この点を理解していない医師が多いです。

 

これはあくまで私自身が体感したことで、これが絶対正しいとは言い切れませんが・・・

 

 

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服薬のきっかけは、自営時代の仕事の納品時に感じた対人恐怖のような症状で、助けを求めて精神科を受診したことでした。

 

もっと楽になりたくて、もっともっとと薬を求めたのは自分の選択だけど、結果的にどんどん深みにハマってしまいました。

 

気づいてはいたけど、苦しくてやめられず、薬がないと生きられないところまで追い詰められた感じです。

 

自分の選択が積み重なって今の状況があるので、もし服薬しない選択をしていたらどうなっていたのだろうかと悔やむことはありました。

 

私は社会的に立場の低い人間ですが、もし広い範囲で話を広げて言わせてもらえるのなら、

うつ病キャンペーンによって精神科へのアクセスが容易になり、

その結果、罠に掛かかってしまった小市民が、

国に認可されている薬に依存し、

その後、国のお世話になりながら断薬できましたが、

 

なんだかなぁって、このまるでマッチポンプのような感じはって、矛盾のようなものを感じるわけです。