WE(ホワイトカラー・エグゼンプション)導入が、一頃懸念されたが、今国会への法案提出はとりあえず見送られた。
にもかかわらず、将来の導入に期待を示している企業が、実は4割を超すことが2007年3月の調査で判明した。(朝日新聞社実施による主要100社アンケート)労働時間の長さより成果に応じて処遇することなどが理由として挙げられていた。
WE導入に対し積極派の大日本印刷は、
「国際競争力の観点からも、より効率的で自立的な働き方を推進する必要がある」
として「本社の中堅幹部層」などを対象としている。
同じく住友商事も、
「時間では測れない付加価値創造に対する処遇という観点から有益」
と答え、「(要件を満たす)すべての業務が対象となりうる」と考えている。
さらに、2004年に過労死者を出した「すかいらーく」も、WEに意欲的見解を見せている。検討対象を店長業務としたうえ、ご丁寧に
「店長には人件費管理や勤務シフトの決定など、相当の裁量権があるため」
という説明を寄せている。
表向きには「裁量権」があったところで、このとおり過労死者が出たのだ。それを忘れたかのような無責任な発言は、中島富雄さんとその遺族に対するあてつけにさえ見える。
「すかいらーく」は、過労死した中島富雄さんとその遺族に対し、謝罪という「形」をとっただけで、やはりなんの反省もしていなかったのだ。神妙に頭を下げるふりをしつつ、腹の底では舌を出していたというわけだ。賠償金も要求せず、「謝罪」と「今後改善」だけで収めた遺族に対し、その信頼を裏切ったのだ。
パワハラ上司といい、責任逃れの労働組合といい、会社ぐるみの恥知らずである。こうした連中は、やはり然るべき痛い目にあわせるべきだった。