トヨタ事件では、会社の非が明白であるというのに、会社はいっさいの謝罪もせず、なんの誠意も見せていない。それどころか、えげつなくマスコミの口封じまでしている。(http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=533
)会社なんてこんなもの、それを取り巻く社会なんてこんなものだと、初めから覚悟しておくのが身のためである。
覚悟とは、諦観や服従ではない。まず何より大事にすべきなのは、自分自身と家族である。間違っても会社なぞではない。そう心得ることから始まる。会社は自分が倒れてもなんの補償もしてくれず、できやしない。当たり前だ。亡くなった者に対し、誰がどんな償いをできようか。
就職活動までに、労働基準法のあらまし程度は、勉強しておいたほうがよい。法律だけではなく、社会人としての心構えや世の中を生きる術も、学生のうちに学んでおく必要がある。悪辣企業にとって、法律や権利に疎い労働者ほど恰好の餌食なのだ。
学歴や学業成績だけでは、社会に出たとき自身を守りきれない。企業詐欺の見破り方とその対処の仕方なども、中学高校で授業時間をたっぷり取って指導するのがよい。自分の身は自分で守るしかないということ、そのためには確たる知恵と生命力が必要なのだということを、若者達にしかと叩き込むのだ。
おしなべて、日本の労働者はおとなしい。経営者に騙され洗脳され、自分の立場がいかに理不尽なものであるかに、気づいてもいない人が多すぎる。
労働者を守るのは労働者自身でしかない。いいも悪いもなく、これが現実である。自分が倒れても障害を負っても、まして死亡しても、会社は痛くも痒くもない。会社に洗脳され不利な条件で操られないよう、知恵と知識を身につけ、生命力を養う。それが自身を守ることになるのだ。