
なぜかこの写真は懐かしいと感じる。
いつ頃の時代のものだろうか。
-話しは変わって-
2008年。カンボジア。
生ごみとガソリンの混ざったような鼻をつく匂いや、塗装されてない道路に舞い上がる大量の砂埃

物乞いの子ども。
通りすがる車からはクラクションの嵐

太陽は容赦なく照りつけ目を開けることができない。朝からムカつくほど暑い

これが初めて私が受けたカンボジアの印象だった。
当初看護師2人で立ち上げた医療活動も、今年で7年目を迎え、
今年は延べ93名もの医療者が日本から参加してくれた

この頃、私はカンボジアからあるメッセージを受け取った。
それは、カンボジア一大きい国立病院を訪れた時の事だった。
救急車で運ばれ病院の前に到着した傷病人がストレッチャーに乗せられたまま、放置されている。
そこを通りすがる医師、看護師。
「どうして中に入れないのか」と聞くと、
「自分の担当ではないから分からない・・」
「お金をもっていないのかも」と。
結局、その人は亡くなった。
病院にはたどり着けても治療を受けられない。
そこには厚い壁が存在していた。
ここがカンボジアで一番大きい国立病院か。。
私は目の前の惨状に唖然としながら、
行き場のない悲しみと怒りを隠しきれないでいた。
その場にいた誰を責めるわけにもいかない。
そこには無念にも一生涯を閉じた渇ききった魂だけが放置されていた。
ナース
彩未
申し訳ありませんっっ












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