今年は戦後70年か。随分経ったのー。ここらはね広島に近いんで、小学校の図書室何かには必ず原爆の本があったし、6年生の修学旅行は必ず広島・宮島に行くんよね。今はもう違うのかな。だから、戦争については少しは考えたり調べたりもしたんよ。そしてお年寄りの話を聞くっていう活動もあったりして、戦後のモノのない時代の生活の苦労を聴いたりもした。みんな夏って言うと海水浴や夏期講習や甲子園、ジブリ作品思い浮かべるじゃろ。俺らは3割くらい終戦ってのが頭の中にある。


 それにね、見学遠足ってのもあってね。今みたいにPTAのうるさいおばさんはついてこんけど。化学兵器の毒ガスつくってた大久野島(おおくのじま)やら日露戦争時に本土防衛のために島自体を弾薬庫、砲台なんかにしたものやら一見穏やかな瀬戸内からは想像できんようなもんがたくさんあるんよね。

 小学生だからね真面目に見学はしなかったけど。それなりに記憶には残ってる。


 そして広島に住んでたんで、原爆後遺症の教授とか地元テレビ番組、慰霊祭なんかでね。まあ、特に広島、長崎、沖縄、東京(大空襲)の民間人はえらい目にあってるしね。


 どこのメディアも取り上げんけど、戦争自体で亡くなったりせんでもそれに関連する武器の製造や建設なんかで命を落としたり大怪我をしたりした人も相当いたはず。


 そういう経験をしているから、日本は安全で犯罪も少ないって言われることあるけど、本当にそうなの。

身勝手な年寄り増えたし、弱者狙う卑劣な犯罪は毎日起こってるし、身内を殺してしまうようなこともしょっちゅうでしょ。

 

 戦時中の日本人が現在の日本みたらなんて言うんかね。まあ、俺も人に誇れるような人間じゃないのは自分が一番知ってるけど。


 今年のお盆くらいはそれぞれの実家に帰って、仏さんに手合わしてもいんじゃない。

小学生くらいの子供がいる方は瀬戸内に来たら、家族で戦争についてゆっくり語ってもいんじゃない。

何もハメルーンの笛に吹かれたみたいに軍艦島や富岡製糸場に競っていかんでも勉強になるとこえっとあるんよ。

 通称ラピュタ島(友ヶ島)http://www.wakayamakanko.com/seeing/nature2.html#map や芸予要塞(小島)http://www.imabari-shimanami.jp/spot/oshima.html

が有名かね。