
ジェラールとジャック (白泉社文庫)
ーーーー借金のカタに男娼館に売られた貴族の少年ジャックは、偶然、「初めての客」だった銀髪隻眼の男・ジェラールの屋敷で働くことに・・・。成長してゆくジャックを見守るジェラールの胸の内は・・・。人気シリーズ待望のコミックス化!ーーー
ーーーー元貴族で御坊ちゃまのジャック。ジャックのはじめての男で、現在の雇い主でもあるジェラール。自分の手元で強く美しく成長していくジャックの姿に、過去の出来事から閉ざされてしまったジェラールの”想い”はいつしか…!? 革命前夜のフランスを舞台に展開される人気シリーズ、感動の完結編!!ーーー
《よしながふみ》氏の真骨頂見たり。
【大奥】や【西洋骨董洋菓子店】など数々の大ヒット作を世に送り出してきたBL漫画界出身の大御所で、知らない人はいないでしょう。ちっさいおっさんも大好きで全作品を持っています。そんな大、大、大好きなよしなが氏の作品の中でも断トツの一位がこの【ジェラールとジャック】です。
シンプルな絵とセンスの良いセリフのやりとり、エスプリの効いたシュールな笑い、少しずつ深まってゆく二人の愛。一途で素直で可愛いジャックにドキドキさせられた後には、大人でかっこいいポルノ小説家のジェラールの魅力の虜になる…まるで映画を観ているような漫画です!
フランス革命という激動の時代の中、愛を確かめ合う二人のやりとりに思わず号泣!!こんなに素晴らしい爽やかなハッピーエンドがあるでしょうか。
ボーイズラブの枠を越えて、多くの人に読んでもらいたい作品です。
もう一作品、フランス革命前後のお話【執事の分際】も負けず劣らず素晴らしいです!
おバカな貴族のお坊ちゃんアントワーヌとその執事クロードの掛け合いが、『よしなが節』満載でとっても面白い!しかも、鬼畜でクールでねちっこい執事×ワガママお坊ちゃんのエロ度高めのシーンがたまりません。

執事の分際 (白泉社文庫)
時代背景のしっかりした骨太の漫画、フランス、ボーイズラブ、この三点セットが好きな方は是非【ジェラールとジャック】&【執事の分際】をお試し下さいませ。手放せなくなること間違いなしです。
ここまで『ちっさいおっさんの殿堂入りボーイズラブTOP10』にお付き合い頂きまして有難うございました( ´ ▽ ` )
11月末からは、『私たちのやおい•ボーイズラブ前史』と題しまして、ボーイズラブという性愛表現が70年代にどのようにして誕生し、80年代に充足し、今に至るまでになったのかを【密やかな教育】《石田美紀》を読んでのレポートを交えてお送りしたいと思います。

密やかな教育―“やおい・ボーイズラブ”前史
それでは今日はこの辺で。
見た目は乙女中身はおっさん、ちっさいおっさんでした( ´ ▽ ` )ノ