レッスン1:
 「この部屋の中にあるすべてのものには、私が思うような意味はない。」


目的

このレッスンの目的は、私たちが物事に対して付けている意味を再評価し、自分自身の見方を問い直すことです。私たちは日常生活の中で、物事や状況に対してさまざまな意味を付与していますが、このレッスンではそれらの意味が必ずしも真実ではないことに気づくための一歩となります。


方法

  1. 観察:周囲の物を見回し、目に入るものを一つずつ選びます。例えば、椅子、時計、ドアなどです。
  2. 言葉にする:それぞれの物を見ながら、「この(物の名前)には、私が思うような意味はない。」と心の中で、または声に出して言います。例:「この椅子には、私が思うような意味はない。」
  3. 非選別:特定の物に対して選別や区別をしないようにします。すべての物に対して平等にこの練習を行います。

注意点

  • 一度にすべての物を見る必要はありません。数分間でいくつかの物に対して練習するだけで十分です。
  • 特定の物に対して強い感情を感じる場合、それを取り上げても問題ありませんが、感情に流されずに練習を続けることが重要です。

この絵は、静かな部屋の中でさまざまな物が置かれており、それぞれの物に対して新たな視点を持つことを促すシーンを表現しています。


このレッスンの意図は、私たちが普段見過ごしている認識の仕方を見直し、物事に対する固定観念を解きほぐすことです。日々の練習を通じて、心の柔軟性を高め、より自由な見方を養うことが目指されています。


次の日のレッスンも同様に、一つ一つの意味を解きほぐし、新たな視点を養うためのエクササイズが続きます。毎日の練習を通じて、心の平和と内なる変化を促すことが期待されています。