~健康だより Vol.5 2012.11 前編~

今回の情報提供者 松井 健一 先生
日本体育協会公認アスレティックトレーナー
              平井 由佑子
NSCA認定パーソナルトレーナー


活動的で健康的な皆さん!!
活動量と同じく予防や疲労回復はされていますか?


みなさん、季節もいよいよ冬に近づき、全国各地でもマラソン大会、

ウォーキング教室、サークルなどが活発に開催されています。

私も大会に向けて運動と栄養の補給を欠かさない日々が続いています。

皆さんの中にも大会へ出場したり、定期的に家の周りや

公園を走ったり歩かれている方も多いのではないでしょうか?

しかし、運動される方が多くなる一方、

整形外科や治療院ではとても怪我を抱えた方が増加するのもこの季節です!

特に、元々怪我を抱えていて、暖かい時期は問題がなかったのに、

寒くなるとどうしても痛み始める方、寒くて身体が動きづらいのに、

ついついこれまでと同じウォーミングアップでテニスや

ランニングなどを行った際に怪我をしてしまう方が多くいらっしゃいます。

もちろん歩くだけでも怪我が起こることはよくあることでが、

今回はそんな歩く、走る方へ、日頃からできるセルフコンディショニングを

トレーナーの観点からお伝えしていきます。



ランニングやウォーキング・・・
どんな怪我が多くて何が原因


1)筋肉や腱の問題・・・
  肉離れ、シンスプリント、腸脛靭帯炎、足底筋膜炎など、ランニングに多い


2)軟骨や軟部組織の問題・・・
  靭帯損傷、半月板(軟骨損傷)など、膝の曲げ伸ばし、激しい運動に多い


3)骨の異常・・・
  疲労骨折といった骨の痛み


軟骨・・・防ぐには筋力トレーニングとコラーゲン?!


簡単な怪我のメカニズムについて説明すると、

軟骨は簡単にいうとフライドチキンの

食べた後に残る骨の表面です!

このツルツルとした部分が衝撃や

摩擦(膝の曲げ伸ばし)によってどんどん擦り減ってきます。

日頃から運動をしている方や活動量が多い方にはよくみられる症状でもあります。

人間ですので、普通に生活していても負担がかかっていますし、年齢を重ねるごとに

筋力も低下していくと、体重を支える力が弱くなり、

関節への負担は増大していきます。

これは膝だけではなく、他の関節も同様な事が言えますが、

特に膝は体重を支える上でとても大切な関節ですので、

適度な運動と適切な栄養補給が必要です!


次回は、自分で予防するトレーニングをご紹介します!!