~健康だより Vol.4 2012.9~


今回の情報提供者 小池 晃彦 先生
名古屋大学
(内科医師 医学博士)

弊社のアドバイザーでもあります小池医師より
栄養と健康の関係についてご紹介!!

現在、世の中には健康や栄養に関連した雑誌は数多くあります。

その中で、皆さんが何を選択して読んで実践すればいいのか

迷うことはありませんか?

正しい情報だと思っていたことが、実はそうではなかった。。

などということもしばしば・・・

そこで、今回はこれまで栄養と健康に関連した研究を

されてきた小池先生より情報提供頂きます。

今回は日頃から口にしている


『糖』

について取り上げます!!

『糖』は体に毒か?甘いものばかり食べていると糖尿病になる??

さて、体に悪い糖はどれでしょう??

A.ぶどう糖  B.果糖  C.でんぷん


甘いものばかり食べていると糖尿病になるとよく言われています。

また、最近では、肥満症や糖尿病の予防治療として、「糖質制限」

とういう栄養法をよく耳にします。糖は体に毒なのでしょうか。

ぶどう糖と果糖は単糖類(炭水化物の最小単位)でお砂糖はこれらが一対一

で結合したもので多糖類です。

糖(炭水化物)は、腸で単糖類であるぶどう糖や果糖にまで分解され吸収され

エネルギーとなりますが、使われないとグリコーゲンや脂肪として

蓄積されます。


「果糖はぶどう糖と比べ脂肪に変わっていきやすい性質がある」

という点が今回のポイントです。

ぶどう糖は、血糖値で測定している糖です。

血液中のぶどう糖の増加に反応し、膵臓はインスリンを分泌し、筋肉、肝臓、

芝生などにぶどう糖を取り込みます。

ぶどう糖は、脳の細胞の唯一のエネルギー源でもありますし、

全身の細胞でも主なエネルギー源として使われます。

もちろん、血糖値が高くなりすぎることは、望ましくありません。

血糖値が高くなると、インスリンの過剰分泌が起こりますが、

インスリンには動脈硬化や癌を促進する作用があるからです。
(インスリンの作用は、血糖値を下げるだけではないのです。)

このことが、血液中のぶどう糖が高くなる

(つまり糖尿病になる)悪い理由の一つです。

しかし、ぶどう糖自体は血糖値が上がらないように摂れば

重要なエネルギー源であり、善玉です。


それでは果糖はどうでしょうか??



次回も今回の続き、栄養と健康の関係についてをお届けします!!