「終わったよ~」

軽やかな声
肩を軽くポンポンポンと叩かれ

ボーーー。

あー、眼鏡無いから
なんも見えない~。。。

なんだかいっぱい繋がれてる。

酸素マスクもつけられ
右手も左手も
管だらけ。。。


苦しい?  いや、そうでもない。
痛い?  いや、痛みはわからない。


ただ、麻酔の影響なのか
目が回る。
目を開けてられない。
船の上みたいに景色が揺れる。


完璧、船酔いだわ(T_T)。


運ばれた記憶は、あるけど
いつ手術ベッドから、普通のベッドに移ったのか、あまり覚えてないけど、運ばれる時の振動が、ひどく気持ち悪かった。

(T_T)



気づけばICU。

担当看護士さんから、
硬膜外麻酔の説明を受ける。

看護士さん 「痛みが強くなったら、
                        ここのボタン押してね」

すごいね。( ̄▽ ̄;)
今は、麻酔もセルフなのね。
ボタンを押すと、麻酔が増量されるらしい。

看護士さん 「肺炎気味だったから、痰を
                      咳払いしながら出してね」


痰を出すなんて、無理~。
そんな力残ってないわぁ。

(T_T)


なんて朦朧としたなかで、説明受けて

やっと家族と体面。。。

いたって深刻にならない我が家。
救われるような、がっかりなような。。。

なんかさぁ、もっとドラマみたいな
「(泣)ママぁ~大丈夫?」なんてのが
無いのかなぁ。

数時間前の私。
ビフォー




で、数時間後が、この姿。(^^;;









戦ったよね(^^;;

酸素マスクしながら、ピースサインしてるってのも、どうかしてるけど(^^;;
まぁ、うちの中がいつもこうだから
仕方ないか( ̄▽ ̄;)



手術自体は、三時間かからなかったよう。
うまく肺が3つに分かれていたので
楽にとれたそう。

先生曰く、いたって順調。。私は痛いけど、、、。


右肺中葉とその周辺のリンパ節を切除。

今度は、かなりの痛みと戦うとは、思っても見なかった。。。


入院当日にであったオッチャンの
嘘つき~(泣)
とすぐに思うのでした。。。