成功するには,努力が必要だとわかっていても,なかなかできないのが努力.そこで,今回は,努力する方法を書きたいと思う.
よく「自分は努力できない人間だ」と,初めから諦めている人がいる.が,私が思うに,諦めている人は,『努力ができない』のではない.『好きな事がない』のである.
『好きこそ物の上手なれ』という諺がある.好きなことには自然とそれに熱中するから,上達が早いという意味である.つまり,好きな事を見つければ,人は自発的に努力するのである.
努力ができない人は,好きな事,熱中できる事が少ない.が,人間には,どこかに型に嵌る様な興味対象が必ずある.
『13歳のハローワーク』をご存知だろうか.この本は,子供の好きな事から職業を検索できる,画期的な求人案内兼,自己診断本である.本の中には,好きな事がない子の為に,好きな事を無理矢理に掘り当てる番外編というものがある.
例えば,『エッチが好き』とか『ケンカが好き』とか『武器が好き』といったものである.どんなに好きな事がない子でも,これらの非社会的な趣向を持ち合わせている子は少なくない.断っておくが,A○○優や893を薦めているのではない.おおよそカタギな仕事には就けなさそうな,これらの非社会的な趣向から,いかに正社会的なベクトルを少年少女に持たせるかが,著書の見所である.
その詳細は著書に任せるとして,つまり,努力のできない子は,好きな事がない事はないのである.好きな事は必ずどこかにある.だから,努力ができない人は,必ず何かに対して努力のできる人間である.ただ,そのベクトルがおかしいというだけで.
数学的な話になるが,自分のベクトルが複数見つかれば,それらのベクトルを合成して,新しいベクトルを創出する事もできる.ベクトルが増えるほど,次元が増えて,物事を見る角度や物事を評価するモノサシも増える.
多次元空間認識ができる人間は,大局的見地に立った物の考え方ができる人間という.このように,大局に立った全体を頭に置きつつ,自分の与えられた小さな部分の仕事をする様でなければ,成功はできない.
したがって,「努力→成功」という図式を展開すると次のようになる.
「好きな事発見→ベクトル創出→大局検知→自分の役割認識→努力→成功」
努力ができない人,成功ができない人というのは,最初の部分の『好きな事』が見つかっていないだけである.だから,『好きな事』を見つけるという事が,いかに重要かがわかるであろう.
では,自分の『好きな事』はなんであろうか.それは,自分が暇な時に何をしているかを自分に問えば良い.
私の場合は,『考え事』である.考える事が好きである.これは生まれ持った癖だから仕方がない.
次に,それに準じたベクトルが作られる.『考えるベクトル』によって,全体を俯瞰した時に,どんな仕事が向いているか,考えてみる.そうすると,考えるマラソンが得意なのであるから,これは学者に向いているとわかる.これが自分の役割を認識するという事である.あとは,学者になるために,研究を頑張る.研究は,考える事が仕事だから,私は楽しくて仕方がない.楽しいからこそ,知識補充のために本や論文も読んで勉強するし,それが全然苦ではない.
こうやって,考えるマラソンのランナーズハイの状態が保てれば,努力は実を結び,成功が次の成功を呼ぶ.成功癖が付くと,更なる快感を求めて,異なるコースも走ってみようと思う.つまり,他の分野でも努力してみようと思うのである.
他の分野での「努力→成功」が,結果的に自分が成功したい分野での「努力→成功」に繋がる.したがって,努力家こそが,成功者たりえるのである.以上が,私流の『努力する方法』である.
正論かましてよかですか?
努力は才能ではなく,自らの趣向(ベクトル)に過ぎない.
好きな事をベクトルにし,『努力→成功』を体得せよ.