立川談志さん。
破天荒でいつも怒っている怖い落語家っていうイメージが強かった私。
でもこの番組を観て談志さんに対するイメージが変わりました。
2007年にNHKで放送された番組の再放送で、71歳の談志さんの姿がそこにはありました。
(NHKのHPより)
立川談志 71歳の反逆児(2007年)若くして名声を確立し、各界を股にかけてきた男が、老いと病に苦悩する中で闘っている。
密着取材なので、普段の様子が映し出されているのですが
「寝られねえんだよな」と精神安定剤を飲む姿や、老いに対する恐怖や
不安をテレビの前でも正直に話す様子は「苦悩」という言葉以外に当てはまるものが見つからなかった。
天才と言われた談志さん。
きっと頭が相当キレる(冴えているという意味での)方だったのでしょう。頭の回転が良く人のこころも読んでしまう鋭さもあったとか、、、。
しかも繊細で、色んな事が頭の中でグルグルと回っていたのでしょうね。
だから他の方が気づかないことでも気づいてしまう。
言い換えれば気づかないほうが苦しまないで済んだかも?
地位も名誉もあるからこそ生まれる不安や恐怖。
それを様々と見せてくれた談志さん。
やはり、すごい落語家さんだったんだなって番組を観て思いました。
ことしで没後10年だそうです。
また、記念番組とかやるのかな?
その時は是非とも観たいです。