昨日、お父さんが図書館で
「西洋絵画のひみつ 藤原えりみ著 朝日出版社」を借りてきました。
西洋絵画の好きな私は何気なく手にとり、ページをめくりました。
まず初めに目に飛び込んできたのが
「ひみつ その1」 キリスト教美術は聖書の「さし絵」だった。
というタイトル。
教会のステンドグラスはイエスキリストの生涯などが描かれています。
なぜかと言うと、15世紀当時聖書はとても高価でなおかつラテン語で書かれていたため、とても一般の人たちは読めなかったのです。
そのため聖職者たちが聖書の教えをを民衆にも知ってもらおうと
「目で見て理解できるもの=さし絵」と考え、ステンドグラスを作ったそうです。
そして、壁画、彫刻、絵画などにより、聖書の物語を解説する技法が生まれていったわけです。
ページを進めていくと
「聖書はなぜ新約と旧約があるのか?」などの説明や、聖書にちなんだ有名な絵画の説明も合わせて解説しています。
またキリストの生涯を描かれている絵画も数多くあり、キリストの生涯にそって絵画をわかりやすく説明しています。
クリスチャンでない方達も楽しめる美術本になっています。
「ひみつ2」では、「日常」が描かれるまで長い時間が必要だった。
風俗画、風景画、静物画が誕生した説明など書かれています。
おススメの1冊です。