Cocoには言えない話だけれど、Cocoを貰うことになるとは思ってなかった。

 

ある家で、子猫が生まれ、引き取り先を探していると聞き、見に行った。もう、ずいぶん前になる。

まだ、目に薄い膜が張ったような生まれて数週間の子猫が5匹。白黒2匹、白グレー2匹、真っ黒1匹。“見るだけ、見るだけ”と心に言い聞かせて行っては見たものの、見てしまったら、もちろんノックアウト。そのうちの、一匹、白黒でちょっとのろい子猫を選ぶ。母親のもとに、8週間はいないといけないので、後日、迎えに行くことにして後を去る。

 

しかし、次の日、電話が入り、その子猫が突然、死んでしまったという。。。。

 

私の住まいは、約60㎡あるアパートであるが、庭もなければ、ベランダもない。日本で一緒に暮らしていた猫たちは、家の内外を自由に行き来していたのを思うと、やはり、この部屋だけで暮らさせるのは、残酷だなぁとさえ思い直し、“では、別の猫を”とはとても思えなかった。

 

でも、それから、1か月以上後、その家から電話があり、子猫がまだ3匹いるけれど、見に来ない?と。

決心した私の心を揺さぶる電話。

“ダメダメダメ”という心の声を聴きながらにもかかわらず、“Ja(はい)”と言ってしまう。

というのも、最初にに子猫を見たときに、黒猫にも惹かれていたのだ。しかしながら、自分の意志の弱さに自己嫌悪。

 

そして、その数日後の夜、またその家に向かった。

2匹の子猫はずっと走り回って、じゃれている。そして、残っていてほしいと願っていた黒猫は飼い主さんに抱っこされている。やっぱり、かわいい。“この子もずっと気になっていた”と伝えると、“この子は、小児麻痺の病気を抱えている子なの。だから、私たちが、この子を育てるはと”。

これまた、縁がなかった。

その子猫のことなどを話しながら、残りの2匹がじゃれあってる姿を見る。一匹は、白グレーで、とても美しい顔をしている。でも、人にはあまり近づかない。もう一匹の白黒猫(Coco)は、白グレーに比べたら、シャープな顔。でも、元気いっぱい。

でも、私は、気になっていた黒猫ちゃんとも縁がなかったことを知り、猫と暮らすのは、やはり今のタイミングではないのだと判断し、帰ろうと思っていた。

 

しかし、しばらくすると、白黒猫(Coco)が私のバックに入ってきた。

そして、そこに座っている。

動かない。

私は、その子猫の目をじっと見る。“私の家にくる?一緒に暮らす?”聞いてみる。

返事はないが、それは私の決断だったのだろう。一瞬にして、一緒に帰ることを決意する。

 

 

それからもう、約7年。私の大事な家族。来てくれて、本当に感謝。

ギネスブックに載るくらい、長生きしてほしいと願うばかりです。

 

Cocoはどう思ってるのかな?