毎日毎日続いたこんな晴天も、
ちょっと疲れたようで、秋らしく雨と冷たい風がやってきました。
夏時間も終わりをつげ、本格的な冬がやってきます。
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バスの中や公園で赤ちゃんがいると、目線はついつい赤ちゃんにいってしまう。
私だけではなく、人はついつい赤ちゃんに目を奪われ、そして微笑む。
誰しも、見つめて、つい微笑んでしまう。
それは、大人だけではなく、子供も同様。
私が働いている幼児グループにいるべノの妹。
まだ、6か月のアントニアが来ると、お迎え時間前のおやつの時間であろうとも、数人の子供たちが立ち上がって、アントニアの周りを囲む(私もその一人)。
みんな、目を見開いて、アントニアをのぞき込んでいる。アントニアを触るしぐさも、とても慎重で恐る恐る。
飽きることなく、ずっとしゃがんでのぞき込んでいる。
子供も大人も、赤ちゃんに話しかける時、微笑んで、優しい話し方になる。
少し、高めの声が出る。
優しく、大切に触る。
この、人を引き付ける魅力は、“赤ちゃんだから”というよりも、
絶対に一人では生きていけない赤ちゃんの、生命を維持する能力。
歩くことももちろんできず、お乳を探して飲むこともできません。
赤ちゃんは、注意を向けてくれる大人がいないと生きていけません。
しかも、それは、お腹が満たされて、お風呂に入れてもらい、清潔な服を着せてもらうだけでは、ダメなのです。
優しい声で話しかけ、温かい手で撫でて、抱きしめてくれる、
泣いたらすぐに来てくれて、慰めてくれる、わかってくれる、満たしてくれる、
そんな、愛を持って接してくれる大人がいないと生きていけません。
小さければ小さいほど、命にかかわるほど大切なこと。
愛がないと死んでしまうのです。これは、本当です。
ここで詳しく説明しませんが、
これは中世の時代、そして近代でも実験で証明されています(この時代にも、こんな実験がされていたとは信じがたいです)。
幼少の時に得た愛は、その子の生きる力となり、
自分を愛し、
他を愛する力となっていきます。
赤ちゃんが何かを訴える時の泣き声の力強さ。
大人のエネルギーをも吸い取るそのパワー。
人の持っている能力で、無駄なものなど何もないのです。
子供が小さければ小さいほど、関わる大人と環境の影響は大きく、
それはその子の体にまで記憶されていきます。
この世に生まれてくるどの子供も、愛溢れる中で育っていって欲しい。
そう願います。

