1月28日、どうする家康/静岡市大河ドラマ館が閉館しました。
ドラマの撮影で使われた俳優の衣装や小道具など約100点が展示され。
訪れた人は28万人を越えました。
クロージングセレモニーは静岡浅間神社で開催され、
静岡市出身の俳優の徳重聡さんが出演。
ちなみに徳重さんは「麒麟がくる」において、
明智家譜代重臣/藤田伝吾で出演されておりました。
どうする家康/大河ドラマ館は、
岡崎市、浜松市、静岡市、三館の全てが閉館となりました。
徳重さんが演じた池田恒興は、小牧長久手の戦いにて登場しておりました。
(たしか、このシーンを最後に討死退場)
つづく。
一年は長いようで、早いもの。
あっという間です。
岡崎大河ドラマ館入場者数、63万人。
浜松大河ドラマ館入場者数、64万人。
静岡大河ドラマ館入場者数、28万人。
もはや恥ずべき圧倒的惨敗です。
敗因その①は設営立地の不便さ。
なぜに静岡駅から遠い浅間神社内にしたのか?
岡崎市も浜松市もそれぞれの城内にドラマ館を設営しています。
静岡駅からも近い駿府城の隣りに、静岡市歴史博物館という新しい施設をわざわざ建設したのだから、その一部をドラマ館にすべきでした。
駿府城と博物館の有料入場者数も格段にあがったでしょう。
いくら徳川家康ゆかりの地だからといって、興味の無いところには人は訪れません。
敗因その②。駐車場を準備しなかったこと。
地方都市の主たる交通手段は圧倒的に車なのです。
電車・バスの公共交通機関はあっても、普段において車で移動する人間は車を使用することに思考が働きます。
人は、電車・バスの交通費を使うことは躊躇しますが、車での移動についてはその費用はあまり考慮しません。
「電車・バスがあるからそれを使いなさい」というのは、利用者のことを全く考慮していないお役所的な短絡的思考以外の何物でもありません。
新幹線停車駅だから人は来るだろう、という希望的観測は見事に瓦解しました。
駐車場を用意しなかったことが大きく影響したことは明らかです。
敗因その③は集客努力の明らかなる欠如。
入館記念証またはそれに準じるプレゼントアイテム配布を行わなかった。
岡崎ではえげつ無いほどの無償配布の入館記念印=武将印を乱発しました。
その結果は入場者数に現れています。
過去の各地大河ドラマ館のデータ&資料などは参照しているはずです。
岡崎では、浜松では今はどうやっている、こうやっているの情報も伝わっているはずです。
人間は、無償で貰えるものがあるのなら長蛇の列待ちも厭わないし、全てを集めたくなる生き物なのです。
「おんな城主直虎」の大河ドラマ館入場者数78万人。
交通アクセスの不便な細江町気賀という立地で、大善戦だったの。
ふっ、ふっ、ふっ。
真田丸大河ドラマ館(上田城内)は、入場者数100万人突破。
さぁ、さぁ、さぁ、我を超えることはできるか?
挑戦、いつでも承る。