山梨県甲府市:甲府城
100名城:No.25。
http://www.city.kofu.yamanashi.jp/welcome/rekishi/kofujyou.html
武田勝頼が自刃し武田家滅亡※1の後、1582~83年、徳川家康により築城開始されたと云われております。
(諸説あり)
甲斐の国は、武田家の重要な資金源たる金山がありました。
いわば重要戦略拠点。
徳川の治世においても柳沢吉保城主時代以外は、親藩領地または直轄地とされました。
舞鶴城とも呼ばれ、現在は広大な城跡が公園となり整備されております。
主な再現構造物、入口にあたる鉄門(櫓門)。
左に見える無粋※2な塔は甲府城跡謝恩碑。
石垣なども復元整備されております。
巨岩も使われており。
櫓門は見学できます。
謝恩碑がどうにも異彩で景観を乱しています。
反対側を振り向くと天守台が見えます。
このアングルはなかなか絵になります。
天守台。
天守閣があった場所になります。
天守台からの眺望。
南南東方面。
晴れていれば中央付近に富士山が見える、とのこと(残念…)。
自称御城印探究家のKK、甲府城の御城印たるものをいろいろ検証しておりました。
復元の稲荷櫓。
中は無料見学できます。
石垣の上にあった横断幕と同じ紋印。
左から、桐紋は恐らく豊臣家。
左から二番目、丸に違い鷹の羽。恐らく城代であった平岩親吉の系統か。
右から二番目、言わずと知れた徳川家葵の御紋。
右、花菱。武田家のもうひとつの家紋※3。
画像は撮り忘れてしまいましたが、甲府城守護神社の現地検証ができました。
(100名城スタンプ設置場所。稲荷櫓を含めて三か所あります)
現場へと赴きます。
甲府市中央:甲斐奈神社。
http://www.yamanashi-jinjacho.or.jp/intro/search/detail/1026
同名神社が笛吹市一宮町にもあります。
検索される時はご注意を。
ご祀神:菊理比売命、木花咲耶比売命。
甲府城の東方守護神社とされております。
甲府城守護神社の御朱印となります。
尚、甲府城裏鬼門の守護神社である「愛宕神社」はこの日はご不在で御朱印はいただけませんでした。
別の機会に再訪いたします。
※1、武田家滅亡。
歴史関係では、よくよく「滅亡」と表現され、そこで家系が途絶えたように思われがち。
武田家の場合、信玄さんの六男が残り、現在においても命脈を保っている。
※2、無粋。
ハッキリ言って、城跡という風情には全くの不釣り合いな高さ。
碑を残したい気持ちは十分にわかる。
城というのは、地元のシンボルでもあり街のランドマーク。
景観にも配慮していただきたかった…
※3、花菱。武田家のもうひとつの家紋。
武田信玄・勝頼は城を持たなかった。
信玄・勝頼は武田菱を主に用いていた。
信玄の父・武田信虎がもともとの甲府城に関与しているされ、それを踏まえてのものと思われる。