「そうだ、京都に行こう」
素晴らしいキャッチコピー。
二度の修学旅行を含めればもう十数回以上は訪れている。
「よし、京都に行こう」
修学旅行時などは、下調べなどをさせられるが神社仏閣自体に興味がない。
お寺と神社の違いすら知らなかった。
今度は違う。
純然としたお寺、神社巡り。
(それら以外の観光地は割愛するという逆転現象的な旅となる)
委細は後述するが、京都、新撰組ゆかりの地巡りという大枠コンセプトがあった。
計画段階で、当然ながら複数個所に及ぶことになり、移動手段の考慮が重要になってくる。
グレーのピンの箇所(別色で本能寺や豊国神社などもピンされている)。
一番初めと想定していた壬生寺。
理由があり、ここにしかない「誠」のご朱印帳で巡りたかった。
壬生寺はバスまたは、地下鉄&阪急電車&徒歩で賄えるが、問題はそのあとだった。
どの都市でも同じなのであるが、バスは不慣れな者にとっては必ずしも有効な移動手段ではない。
(経済性を必要とするも、時間的余裕がある者には最善の手段であろう)
「貸切タクシー」というものをネットで見かける。某社に照会してみる。
壬生寺~光緑寺~本光寺~本能寺~金戒光明寺~豊国神社~方廣寺~護国神社。
所用時間五時間、20000円超のお見積りがくる。
往復の新幹線移動費より高額だ…
再考する。
その後、下調べで京都伏見の長円寺さまを見かける。伏見の戦いで野戦病院でもあった地だ。
ご朱印郵送にも理解を示しており、対応してくれている。
http://chouenji.2-d.jp/entry5.html
いずれの機会にお伺いすることを胸に郵送依頼した。
同じくネットで壬生寺のご朱印帳も見かける。さすがにこれは逡巡した。本来ならば自らが訪れてその地で入手すべきものだ。
ただし、壬生寺のご朱印帳が手元にあれば、「一番最初の訪問地が壬生寺」、という行動の制約から解放される。
このアドバンスはあまりに大きい。
長考の末、「誠のご朱印帳」を事前入手する。
準備は整った。
18日なら、豊国神社が太閤さまの月命日で限定ご朱印が出たりもするが、そういうものを追いかけていたらキリがない。
いざ、京都へ。