多頭飼育崩壊現場を見てから、すぐそのまま近くの別宅に住む飼い主の所へ話を聞きに行きました。


初めて会う印象は、普通のおばさん…


突然の訪問を詫びて自己紹介をし、この住所は飼い主の方の親戚の人に聞いたと言い話を聞かせてもらう事に。


まず安心したのは、私たちを拒絶しない事。


あの猫は、どのように飼育されているのか?

→週に2回餌をあげに行っている。足が痛くてあまり行けない。


ものすごい数だけど何匹いるのか?

→わからない、30匹、40匹はいる

どうしていいのか、もう限界で、、死んだ猫もいて袋に入れたそのままにしてて、、と弱い声で話し手で顔を覆おう。


聞くと12年前に、野良猫(メス)を飼い出し、避妊を先せずに外に自由に出していたら子猫を産んだ、それを放置してそのまま飼っていたらあのようになった。5年前にご主人が施設に入ったのを機に自身も家を出た。その後家に残した猫は世話している、との事。ご主人は去年亡くなり、近所では猫に家をとられたと囁かれるようになった。


飼い主にどうしたいのか聞くと、袋に入れて保健所へ持って行けと言われたけどできない。

足も悪くて思うように世話が出来ないしもう限界。でも殺処分は可哀想だと。


避妊手術の必要性は頭ではわかっているけど

あの数になってからは、もうどうにも出来なくなったと言う。


これは多頭飼育崩壊という状態になってる事、このままではいけないので、どうにかしないといけない事を伝えて、それから私たちが協力する事とこれから頻繁に敷地内や自宅に入ることの許可を得てとりあえず帰った。。


さてこの問題は個人でどうにか出来る事じゃない。

とにかく役所に連絡しなければ。。



外からみた居間らしい部屋


12年前くらいには綺麗だったであろうソファ


それが飼い主の甘い考えで、猫たちが不幸に。

床は糞尿だらけ、そこに時々ばら撒かれる餌を待つ。