夫がやっとこさシチズンシップをもらいました。
じゃじゃ~ん。
「どうも~、娘と同じ国籍になりました」
三ヶ月ほど前に、「引渡しの場所と時間はその内連絡するから」と言う大雑把なお手紙が来た後、ようやく先月になって家の近所にある大学の講堂で行われる、と言う手紙が着き、先週の木曜日7時半からと言う事。
行ってみると、市民権を受け取るのはざっと100名程なのに、その見学に家族がぞろぞろ付いてきている物だから人数は三倍くらいに膨れ上がり、講堂ぎゅうぎゅう。立ち見もでるほどの大盛況~。
この市民権引渡しの式典でなんと言っても重要なのは、「オーストラリアの法律と方針である民主主義に真摯に従います」というような事を宣誓する事。ここまでの案内の紙にも、「この宣誓無しにはシチズンではありません!!」と強く明記されているので、私達は「間違えたらどうするのかな~」とか冗談ながらも一応緊張していた。
が。
この宣誓、全員が立ち上がって一斉に、もらった紙を読む、というだけ!
な~んだ・・、しかも、良く見たら夫立ち上がってるだけで読んでもいない・・。
と、私が拍子抜けしていたら、その隙をつくかのように、それまで私の膝に座っていたチビトラがすっくと立ち上がった。そして・・
市長さんたちが立っている舞台に向かってすごい勢いで走り出した!!
私はあまりに突然の事に慌ててしまって、チビトラを追うのが遅れてしまった。と、チビトラあっという間に段差の低い舞台に乗りあがり、今まさに宣誓をしているシチズン受け取りの人たちに向かって振り返った。さらに・・
満面の笑みで人々に向かって拍手!!
・・・脱力~・・。何をしてくれるのかと・・。
さらに、宣誓が終わって全員が拍手し始めたので、もう、本当に嬉しそうに、ひっくり返りそうになりながら力いっぱい拍手。・・笑われてるし・・。
そこに、私はなるべく目立たないように腰を低くしてじわじわ近づき捕獲、引っ張り戻した。ああ、すみません・・。
その後、今度は卒業式のように一人一人の名前を呼ばれて、シチズンの証明書と記念樹をもらう。これは写真を撮らなければ!!
が。
チビトラ、もう飽きた、外に出ると大暴れ・・。シャッターチャンス逃す。
すでにもらって席に着く所、とほほ。
「そんなことだろうと思ってたんだよ、だ~りんだから」
その後、別室にてジュースや果物、サンドイッチのような軽食が用意されていて、好きなようにとって食べて良かった。
「イチゴ、イチゴ、イチゴ!!!」
ここで、チビトラがほとんどのイチゴを食べつくす。さらに足りずにおそらく飾りで置いてあると思われるオレンジを剥いて三人で食べた。
本当はこの果物、もっと持って帰りたかったけど、夫に止められた。何しろ、この市民権の申し込みは2百ウン十ドルもしたからね、元をとりたかったのよ。せこい??
それにしても、夫の服装はもうちょっと何とかならない物か??全員がきちんとした格好をしているわけでもなかったし、夫は大学帰りですぐさま駆けつけないといけなかったから、まあ、しょうがないかも知れなんだけど・・、せっかくの記念の日なのになあ、と思った。でも、私が勧めるような服装は、まずしない。・・お互い様だから諦めるか・・。
さて、これは別の日なんだけど、チビトラ、ティッシュの箱が踏み台になると思って乗りあがってイタズラしようとしたら、見事踏み抜いた。
「箱が勝手について来るんだよ」
毎日楽しそうで何よりだよ・・。
そんなこんななのでした。
呟き:国籍が替わるなんて、なんとも奇妙。自分がそうなる事は、想像もつかない・・。



