二日目の朝、あてにならないナビのせいで、皆で慎重に地図とにらめっこしながら出発。ナビは飽くまで方向確認用の磁石と成り下がった・・。
この日はタスマニアの北側に位置するローンセストンという街まで行く事にしていて、その道すがらちょっと外れるけれどマウントフィールド国立公園と言う所に立ち寄った。
オーストラリアはそこらじゅうが国立公園だけれど、この森は一味違ったと思う・・。
しっとりと霧雨の中を、見所である滝を目指して遊歩道を歩いていったんだけれど、その間中、緑が放つ木々の香りと、ユーカリ独特のメンソールのような香りが程よくあわさった空気が私たちを包み込んでいて、本当に気分が良かった。
例えチビトラが、抱っこで私の肩に頭を乗せて熟睡していても、その重みが全く気にならないくらい!
ものすごく大きな切り株。多分直径二メートル半。
「もう何千年ここにいるのか覚えてないなあ~」
「もうこれで何千人こうやったか覚えてないなあ~」
野生のワラビーがずっとついて来た。
「なんかくださいよ、写真撮らせてあげてるんだから」
「ちょっと水不足なんですよ~、すみませんねえ」
この滝、水がいっぱいある時は四方から水が落ちてきてすごい迫力なんだそう。今回は水が少なかったけど、それでもひな壇状に高く連なった岩の大上段から落ちてくる滝はこうして写真で見るよりもずっと美しくて圧倒される物があった。いつかチビトラが大きくなったらまた連れて行きたいなあ。
そうして、私たちはグレート湖経由で一路ロンセストンに向かった。
予定では、グレート湖畔にある町で休憩とお昼を食べる事になっていた。
が。
行けども行けども・・
町、無いし!!
どうやら、水不足で湖が縮んでしまい、観光産業も廃れてしまった物と見られ・・。
仕方がないので、お昼を諦めとにかく進むうちに高台に。
とてつもなく広いグレート湖が眼下に。
「こんなに広いのに店の一軒もないんだよ、笑っちゃうね」
朝食用に買って余った牛乳やジュース、パンでしのぐ。
「なんでもいいよ、車の外に出られれば」
しかも、この湖畔道、全く舗装無し!予想外に大冒険になってしまった。
それでも、国立公園を出てから最初の町にたどり着くまでの間、見渡す限りの牧草地、奇岩のおりなす断崖に囲まれた一本道、高原植物が続く山の上、等々様々な違った景色が楽しめて,ここに行かなければ見られなかった事を考えると、やっぱりそっちの道を通ってみて良かったなあ、と思った。
さて、そうこうしてローンセストン到着。
「写真なんかどうでもいい~!つり橋揺らす~!」
つり橋を中心に渓谷を色々な角度から楽しめるように散策道が整備されていた。
「うお~、下を泳いでる人がいるよ、見て見て~」
この芝生の所にはプールもあって、無料で泳ぎ放題。
「いいな~、水着持って来てないの~?」
・・そう言えば水着買ったきり一回も泳がせてやっていない・、すまないねえ・・。
「今夜は何食べるのかな~?」
この日はローンセストンで回るすし屋に入って見た。・・失敗・・。オージーがオーナーの店で、メインはアボカドと薄~く切ったサーモン。夫が頼んだうどんはくたくたになってるし。がっくし。
でも、ここにいた日本人の店員さんはよくしてくれたのでよしとしよう・・。この店員さんによると、ローンセストンには他にも二軒、そっちは日本人経営の日本料理店があるそう。・・そっちに行けばよかった・・。
店を出た後、その正面にあったジェラート屋さんで食べたアイスは美味しかった~。
そんなこんなで三日目に続くのでした。






