大人になると
「感情」をコントロールするようになる。
ときに自分を守るために。
でも子供の頃は感情のままに動いて
ただただはしゃいで
言葉をぶつけ合っていた気がする。
知らず知らずのうちに
誰かを傷つけ
自分が傷ついていたことも気づかずに。
それがチクチクしたトゲとなって心の奥底に残っていることに気づかされる舞台。
藤原竜也さんと鈴木亮平さんのW主演。
この大の大人二人が小学生を演じる。
そのことに全く違和感を持つこともなく
あっという間に「小学生の世界」と
「団地の世界」に惹き込まれていった。
色々な「あるある」に笑いながら
いつのまにか涙が止まらなくなっていた。
忘れかけていた、
気づかず閉めていた引き出しを
開けられてえぐられていく感覚。
出演者全員のエネルギーが凄くて
受け止めきれず目を背けようとして
そこから動けず浴びせられてる感覚。
観終わって感情が独り歩きしそうになるのを
ひんやり冷たい外の空気が
クールダウンしてくれました。
この圧倒感は初体験。