一人生活が長いくせに、一人でお店に入ったりというのが苦手というか…。一人で初めての店に入るなどというと、それ相応の心構えが必要なのです。入りたいと思ってやり過ごしてるお店もたくさんあったり…。
毎週のように週末は宮城の自宅に戻っているのだが、その途中に町の食堂といった佇まいのお店がある。その場所は、ちょうど道中の中間点あたり、新潟から宮城への道中だと、ちょうど夕飯時、腹も程よく減っている頃である。でも、1人で入るのが苦手なので、速度を落として店内を確認したりしていたのだが、車を止め、降りることなく、後ろ髪引かれる思いでいつも通り過ぎ、コンビニでパンなどを買って食いながら車を先に進めていた。
先週末は、マダムギターと岡地曙裕さんの「在庭坂デュオ」との2daysライヴであった。初日は石巻。ライヴを終え俺の自宅泊。2日目は新潟。途中どっかメシでも食いがてらのんびり行こうということになり、当初、途中何ヶ所かある「道の駅」でその土地の産物などを盛り込んだメニューでも楽しんで…、ということで出発した。
最初の道の駅に降り立ったが、閑散としておりイマイチメシを食うぞ!という意欲を駆り立てられない雰囲気から先に進もうということに。そこで一念発起、お二人の大先輩に、
「実は道中にどうしても気になって仕方のない食堂があるんです。入ったことないんでハズレを引くかも知れませんが、入ってみたいんです」
と吐露。ということで、行ってみようということで念願叶えていただいた。
さもない店構え、店内もさもなしであったが、町内の出前は一手に引き受けてます的な空気感。町の味として長年ある店なんだろなぁと感じさせる雰囲気がある。
で注文したラーメンと半カツ丼のCセット!汁をすするとこれがある意味想像どおりの味!何の変哲もないが妙に懐かしく、温度さえ無視できればゴクゴクいけるスープ。あとは一心不乱に掻き込んだのでありました。
見事なまでの当たりくじを引いた気分!マダムも岡地さんもご満悦!
と同時に、なぜにもっと早く暖簾をくぐらなかったのか…と、「俺のバカ!」を連呼して頭連打の気分がないまぜ状態で店を後にする。
今回のライヴツアーは予定変更を余儀なくされたこともあり、行程的に効率的ではなく、ライヴ後、デュオを名のとおり在庭坂近くまでお運びしたのだが、名残惜しさなど感じる暇もなく意識は昨日メシを食ったあの店に飛んでいた。福島からの帰り道、あの店に寄らねばと時間調整しつつ走ってたどりついた。しかし、店先には「準備中」の札が。でも中では明らかに町の青年団と思しき5,6人の集団が今今宴会を始めるって感じの雰囲気であったため、「準備中」を無視して中に入ったところ、「ちょっと時間かかるけど座って待ってて」ということで受け入れてもらえる。言われたほど待つこともなく、昨日は半分しか味わえなかったカツ丼のフルサイズをかっくらい、雪の中、新潟に歩みを進めたのでありました。
今回のライヴは、初めてのことがいろいろあって本来ならそのことで、また「なげぇなぁ」と言われる駄文を認められるくらいなのだが、なんといってもの収穫はこの店に一緒に入ってもらったことであった…などと言ったらマダムにお叱りを受けるか…。あ、そういやマダムはSNSには顔を出していないようだったから大丈夫か…🤣🤣🤣
あぁ早く週末が来ないかなぁ…。帰りはまたあの店に寄って夜メシ食わなきゃ。

