祖母が亡くなって、すっかり落ち込んでしまっている母。
どことなく嬉しそうに見える(邪推か?)父。
家にいるのが嫌で、ホームに入り浸る私。
そんな状況が半年ほども続いた。
翌年4月。
Kちゃんが会社を退職した。
正確に言えば・・・退職させられた。
突然の営業事務から倉庫勤務への転属。
自尊心の強いKちゃんは、辞令が出た翌日、退職願を出した。
彼女の仕事振りには、確かに悪い面もあったがそれほどひどいものだとは思えなかった。
少なくとも「サボりたがるコ」ではなかった。
会社のやり口に冷たいものを感じ、
「長く勤める所じゃないな・・・」
と初めて思った。
ただ、Kちゃんが辞めてホっとしたことも事実だった。
また、会社を辞めることでホームの利用も制限がかかったKちゃん。
ホームの利用条件は、市内での在住または在勤。
隣市に住むKちゃんは、この時点で利用者資格を失ったのだった。
定員に満たない講座であれば継続受講も可能だったが、華道は定員をオーバーしていたのだ。
Kちゃんからの圧迫感が無くなり、開放感を味わえる・・・はずだったのに・・・