主治医からご家族にも一緒に聞いてほしいお話があるので、○時までに来てください
とのこと。
夫から先にLINEで聞いていたので、了解して電話を切りました。
手術の説明とかがあるみたいだから~
と、聞いていたので、胆管の手術の件について説明されるのだな、と思ってました。
出掛ける前に、実家の母とその話をしていたところ、
あんた絶対今日はバイクで行かないで電車で行きなさいね
気持ちがそぞろな時に運転なんかしたら、事故ったらどうするの!
二人で倒れちゃったら困るんだからね!
手術の説明だとばかり思っていた私は、
大丈夫だよぉ~。
なんて言っていましたが、母に心配かけるのも…と、素直に電車でいきました。
結果的には、母が大正解
消化器内科の先生のところに、夫の車椅子を押して一緒に話を聞きに行くと、
膵臓の写真を見せられ…
なんだかやたら、にこにことしながら、
あっさり、ペロッと、さわやかーに、
十中八九、膵臓がんでしょう!
と、告知が成されたのでありました………。
母は、
最近はスマホとかで録音出来るでしょ!
重要なこととか、聞き逃すかもしれないし、あたしも今日は一緒に行ってあげられないから!
それでちゃんと録音しておきなさい
何かあったときには証拠とかにもなるんだからね!
とも言っており…
めんどくさいと思いつつも、先生に断りをいれて、会話は録音しておりました。
ここでも母は正しかった…。
これから細胞等を取って、がんがどうかを確かめることになるのだが、おそらくはほぼほぼ間違いなく膵臓がんでしょう。
それが、胆管を押し潰している形になっています。
それで、ステント手術の時に周囲の検査をして、まわりに転移がなければ、手術が出来るのですが…ひとつ問題があります。
ご主人の場合、心臓の動きが非常に悪く、長時間の手術に耐えられない可能性があります。
今後、心臓外科、総合内科等がチームを組んで、手術が可能かどうかの協議や検査をして、可能であれば速やかに手術をすることになると思います。
おおむね、そんなようなお話でした…。
ショックが大きすぎて、しかも、そういうのってワンクッション入れて、本人よりさきに家族にだけ伝えられるものかと思っていたもので…
車椅子を押して病室にもどりながら、夫となんて話をしたらいいのかわからなかったです。
病室に戻って、夫は、
あれ?肺がんじゃねぇな、と思ってびっくりしたわw
と、冗談めかして言ったのでした。
夫の父は、数年前に肺がんで亡くなっています。
本人も、やめて一年ほどたちますが、それまでは結構なヘビースモーカーでしたので。
本人だって相当ショックだろうに、この時は相当夫は、私に気を使ってくれていたと思います。
なんとなく、大きな病気が見つかる気がしていて、その前に好きなものとかを食べておきたくて病院に行くのを引き伸ばしていたこと。
いろいろ検索して、その上で、総合的に診てもらえそうな、ここの病院に行こうと決めたこと…などを聞いたと思います。
まぁまだ、100%そうだと決まった訳じゃないし!
と、精一杯明るくしていたと思います。
この日の自分がどんな態度だったのか、情けない事にあまり思い出せません…