４月２３日　ミッキーの109回目の月命日。

佐久の友人が、佐久の桜の名所の写真を送ってくれました。どれもとても素敵な写真です。中でもさくらさく小径は、2014年、家族5人揃ってお花見をした思い出の場所です。懐かしく思いました。

素敵な写真をありがとう。

３月の命日から、あっという間にひと月が過ぎてしまいました。

お花を買い、夕食はミッキーの好きそうな肉料理にしました。

車で次女を塾（バイト）に送った帰り、暗い道をひとりで運転していると、「何故こんなことになってしまったのだろう」という気持ちがこみ上げ、事件当時の加害者の運転を想像しました。

息子の事件は、現在公判中の救護義務違反（息子を撥ねた後、救護せずに飲酒運転発覚を免れる目的で買い物に行った加害者の行動）も悪質ですが、居酒屋で飲酒後に運転を開始しており（速度超過、中央線はみ出し、横断歩道上の歩行者をノーブレーキで撥ねる等）衝突状況だけを見ても悪質です。

酒を飲んで運転する神経は理解不能で、想像の域を超えるのですが…結局加害者は、どこを見て運転していたのだろうと考えてしまいます。

前方不注視の過失運転致死とされましたが、その原因は捜査で明らかにされませんでした。（加害者は自分の都合で供述を変えます。民事でも追及しましたがうやむやにされたまま終わりました。）

居酒屋でスマホゲームの話題で盛り上がり、ゲームをしていた加害者。ログイン履歴は令状が必要と言われ通話記録しか捜査されませんでした。

加害車両は、横断歩道上の息子に中央線をはみ出して衝突しています。たとえ前を見ないで運転していたとしても、走行車線を維持していれば、樹生に衝突することは無かったはずです。

調書から、酒を飲み気が大きくなっていたことや入手したばかりのレクサスの加速を楽しんでいたことは分かるのですが…

結局、「中央線をはみ出した原因は何だったのか」は、分からないままです。

＊中央線をはみ出した原因で考えられることは…

・飲酒の影響→ひと月前にも自損事故を起こして自車を走行不能にしています。飲酒運転の常習性や薬物の使用を視野にいれた捜査が必要だったのではないかと思います。

・速度超過→事件当時、速度は捜査されませんでした。単に速度違反で捕まった場合には、減点や罰金等の処分を受けると思いますが、速度超過で人を死傷させても加害者の体感速度が事実とされ捜査されず、前方不注視で裁かれて執行猶予。罰金もありません。賠償は保険や任せで加害者の懐が痛むわけでもないのですから、加害者本人は痛くも痒くもないわけです。（反省なんてできるはずありません）

・歩行者を煽って脅そうとしたら撥ねてしまった。→加害者は、日頃から煽り運転をしていたようで事件を知った加害者を知る人は、煽り運転を疑っていました。

・歩行者に気づき、咄嗟にハンドルを右に操作して避けようとした。→その場合、前を見ていたのではないか？衝突するまで気づかなかったとの供述は虚偽ではないか？という疑問が生じます。

＊事実として…

・加害者は、衝突の瞬間に人を撥ねたことを認識したと供述している。

・衝突後、約100m先に車を停めて、衝突地点の「横断歩道」に戻っている。→事件当日から一貫して「横断歩道上の人を撥ねた」と供述し認めている。

これらの事実を考えると、「40m以上前を見ていなかった」、「衝突まで気づかなかった」等の加害者の供述は、矛盾しているように思います。

結局、息子に衝突した原因である中央線のはみ出し走行は、加害者の「前を見ていなかった」との供述から、単なる「前方不注視」で片付けられてしまいました。（交通犯罪遺族の大きくが同様の経験をしています）

自分の保身しか頭にない加害者の矛盾の多い供述が、深く追及されることも無く事実とされ、事件から9年が過ぎても疑問は残ったままです。

車を凶器に変え、人の命を奪っても、過失で片付けようと思えば、多くは前方不注視か操作ミスに当てはめることが可能だと思います。

しかし、そもそも前を見ないで運転すれば事故を起こすのは当たり前。

飲酒が運転に影響するのも当たり前です。

自動車運転の過失とは何なのだろうと思います。

大切な家族を奪われた者とすれば、「過失」と言われること自体納得できず、苦しい気持ちです。

ドライバーが避けようがない状況で人の生命を奪ってしまう事故もあり、その場合は過失だと思いますが、ドライバー側の一方的な違反行為で交通ルールを守っていた人の生命を奪っても過失とされ、大多数が反省の機会すら与えられていないのが現実です。そして一年もしたら、何ごとも無かったように、また車の運転をしているのです。中には息子の加害者のように反省もなく不正改造車を乗り回すモノもいます。（ムショ行きを免れてラッキー、後は保険屋任せでOK程度の考えしかないのだと思います。）

車の運転で人の生命を奪った場合、死人に口無しで加害者の供述が事実とされがちです。そしてあまりにも罪が軽過ぎると思います。

だから、ムカつく奴は車でひいたら事故扱い等と考えるモノが出てくるのではないでしょうか。

【独自】「車でひいたら事故扱い」八田容疑者と留置場で過ごした男性が語る驚きの新事実元刑事「これは有力情報。供述証拠になる」大分・別府ひき逃げ事件（ABEMA TIMES） - Yahoo!ニュース別府ひき逃げ死亡事件の八田與一（はった・よいち）容疑者（27）と暮らした経験があるという男性に取材。驚きの新事実が発覚した。

news.yahoo.co.jp

交通犯罪について全体的な見直しが必要だと思います。

先日、ミッキーのベッドに入り寝ていた次女は、ミッキーが隣に寝ている夢を見たそうです。リアルな感じの夢だったと聞き、姿は見えないけれど近くで見守ってくれているのだと思いました。

今日、長女が退院しました。

ご心配をおかけしました。

ミッキーの命日にいただいた満開の胡蝶蘭に癒されています。

最後まで読んでいただき

ありがとうございました

109回目の命日