夜のニュースを観て…
裁判官は、交通死傷事件による被害者やその家族の現実を全く考えていないのだろうかと、身体の力が抜けてしまいました。

「前橋女子高生二人死傷事件」裁判に関するニュース
NHK群馬

「悲惨な出来事」という意味で「悲劇に巻き込まれる」等と言いますが、交通死傷事件は悲しい物語りでは無く、「現実」です。

そして、この事件の場合、「巻き込まれた」のは「被害に遭った高校生二人やそのご家族」であり、目眩や体調不良を自覚していた「87歳の高齢ドライバー」ではありません。
また、事件を起こした原因は可能性の話しですが、招い結果は取り返しがつきません。

ニュースによれば、判決が言い渡された後、傍聴席から「人を殺して無罪なのか」等と声があがり、裁判官は、「同じ悲劇をくり返さない為の無罪判決だ」と述べたそうです。

裁判官の考えている悲劇の主人公とやらは、「高齢ドライバー」なのか?と首を傾げました。
悲惨な出来事をくり返さない為に、「体調が悪い場合は運転を控えるべき」とするなら理解できますが…論理がズレていると思います。

多くの人は医学的知識なんて持ち合わせていませんが、薬の副作用については、医師や薬局からある程度説明されていたはずです。
更にこのドライバーは少し前にも自損事故を起こしていたらしく、何故「予見できなかった」になるのだろうと思います。

このような判決が更にご遺族を苦しめています。

検察庁には、これ以上悲惨な出来事をくり返さないために、控訴していただきたいです。




入院中の母は、少しずつですが回復に向かっているようです。(元のような生活は無理な気がしますが…)
ご心配をお掛けしました。

先日、母の病院の帰りに、もうすぐ命日を迎える父と、乳癌で亡くなった親友のお墓参りに行き、二人に色々と話しを聞いてもらいました。

ミッキーの命日も少しずつ近づいてきました。
心が、1日に何度も哀しみの波にさらわれます。
辛いです…