北海道 士別翔雲
長所
・今秋の全道8強を含め、直近複数回の上位進出。
→実力がある。
・厳しい寒さと雪の影響で1年の半分はグラウンドが使えない。
→困難性は十分。ただし道勢は総じて困難性をアピールしがちなので新鮮味はそこまで無い。
・小学生を対象とした野球教室の実施。
→野球人口減少への対策、地域貢献。13年間という長期的な取り組みも評価されそう。
・甲子園出場なし。
→所属する名寄地区自体に甲子園出場がない。
→選ばれれば地区としても初出場、さらに遠軽の持つ最北端記録も更新。
短所
・道勢は既に5回選出されている。
→昨年未選出の2県から選ばれていることも踏まえるとこれだけで相当な致命傷。
→未選出の県でいけば、上尾はともかく、伝統進学校の四日市を上回れるかと言われるとかなり微妙。
その他
・名寄地区のライバルである稚内大谷も過去に地区推薦の経験あり。23春には補欠校となった。
→最北端であることを除けばただの中堅私学なので、「最北端」の話題性は相応に評価されそう。
→相対評価にはなるが補欠には滑り込める可能性は高い。

東北 名取北
長所
・東陵、東北学院榴ヶ岡など県内の実力校を撃破し、東北大会に出場。
→実力を示した。
・震災以降、海岸の植林活動に取り組む。
→地域貢献。
・甲子園出場経験なし。
→仙台育英、東北を中心に中堅層も力のある宮城の特性も、「甲子園に恵まれない」という観点でプラスに働きそう。
短所
これといったものはないが…。
その他
・単純に要素が弱い。
→旧制中学でも進学校でもないのに、地区大会出場と植林活動だけで21世紀枠とは考えにくい。
→東播磨みたいな独自性を前面に押し出さないと差別化は難しそう。

関東・東京 上尾
長所
・野球教室を15年以上行う。
→地域貢献、継続的な取り組み。
短所
・県4強止まり。
→とはいえ浦和学院に3-4と惜敗、学校数の多さも合わせればそこまでディスアドにはならなさそう。
・甲子園出場経験あり。
→ブランク自体は40年あるが、春夏7回も出ていたかつての古豪をわざわざ出したいか?
その他
・私学とはいえ伝統進学校である茨城を差し置いての地区推薦。
→私立校の地区推薦には前例があるので、単に私学を避けたわけではなさそう。
→そもそも茨城の県推薦が下妻一じゃない時点で不自然ではあった。
→既に出来レースが存在しているのか?と思ったが、恐らく未選出の県を埋めに来ているだけだろうなと。初めから高崎商大付との2択だったとしたら、戦績で上回る上尾が選ばれるのにも合点がいく。
・ブランクがあるとはいえ普通の強豪と大差ない。
→習志野や市船橋が甲子園から遠ざかっていたとして21世紀枠で出すかという話。
→桐蔭とかの例は別として、なんの脈絡もなくいきなり趣旨から逸れる学校は選ばないのでは?
→部員数も45人と多く、困難性も感じられない。
・地味に地区推薦は2回目。
→3度目の正直に向けた累積稼ぎという見方もできなくはない。

北信越 若狭
長所
・県大会準優勝で北信越大会に出場。
→実力がある。
保育園でのティーボール教室や、中学校での野球教室に取り組む。
→地域貢献。野球普及活動。
・旧制中学の流れを汲む伝統校。
→ただし進学校ではない。
短所
・甲子園出場が10回もある。
→ブランクは50年以上あるが、戦前の出場はないので上尾と大差ないと思われそう。
その他
特になし。

東海 四日市
長所
・旧制中学の流れを汲む伝統進学校。
→文武両道。
「スーパーサイエンススクール」の活動として、野球道具を使った実験や野球の経済効果の研究に取り組み、結果を野球の練習に活かす。
→文武両道の中でも独自性がある。

・「日本一の文武両道」を掲げ、放課後の練習は2時間ながら工夫して取り組む。

→創意工夫。

短所

・県4強止まり。

→負け方を比較しても他と比べて実力はかなり見劣りする。

・甲子園出場経験が3回ある。

→ブランクは約60年で、若狭や上尾ほどの弱点にはならなさそう。

その他

・慣例を覆しての地区推薦。

→東海地区は一般枠が絶望的な県から推薦する慣例がある(たとえ普通の私立であっても推薦している)ので、今回なら浜松日体が最右翼だった(外すとしても中津商だった)。

→関東と同様に未選出の県から推薦したものと思われるが、後述する要素と合わせると実質内々定のようにも思える。

・三重県勢はこれで10回目の地区推薦。

→北海道を除けば島根と並んで全国最多タイ。

→慣例の存在と県勢のレベルを考えればこうなるのも頷けるが、流石にそろそろ選ぶのでは?

→木本の前例のように、県高野連のプレゼン能力に難があるなら仕方ないが。


近畿 郡山

長所

・旧制中学の流れを汲む伝統進学校。

→文武両道。

短所

・県4強止まり。

→智弁学園はともかく、橿原学院は近畿大会ノーノー敗戦で、実力的に優れているとはいえない。

・甲子園出場経験が12回もある。

→最後の出場も2000年夏でブランクはギリギリ。上尾と若狭が可愛く見えるレベル。

→とはいえ、過去には洲本や桐蔭、田辺なんかが選ばれている地区なのでなんとも言えない。

その他

・部員11人で8強進出の伝統進学校である福知山や、激戦区大阪で16強進出の進学校生野を差し置いての地区推薦。

→京都も大阪も21世紀枠未選出なので、単に戦績を評価しただけと思われる。

→そうなると去年奈良高を推薦しなかったのがますます不思議になるが、唐突な方針転換だろうか。

・センバツの歴史上、近畿の公立校が出場しなかった年はない。

→これだけで内々定だったとしてもおかしくはないが、去年大阪勢を無慈悲に落としているのでトントン。


中国 山口県鴻城

長所

・県3位で中国大会出場。

→実力がある。

・野球教室や地域のお祭りでのボランティア、防犯・非行防止活動などに取り組む。

→野球普及活動と地域貢献。

短所

・ただの中堅私学。

→宇部鴻城の系列校であり、困難性はゼロ。

・甲子園出場経験がある。

→4元号の話題性こそあれど選ぶ理由が存在しない。

その他

・鳥取東を差し置いての地区推薦。

→山陰かつ21世紀枠未選出の鳥取県勢ではなく、実績で勝るだけの中堅私学を選ぶのは不自然。

→ただ近年の選考を踏まえると実力重視の傾向自体は見られたので、あくまでそれに従った形なのだろう。


四国 高知農

長所

・かつては連合チームも経験したが、指導者自ら説明会に参加するなどして部員を確保。

→困難性とその克服の経験。

・未就学児向けの野球教室の開催。

→地域貢献と野球普及活動。

短所

・県8強止まり。

→他の候補を見ても、正直これ一点で落とされるレベル。

→明徳義塾に善戦したくらいでは覆せない。

その他

・特になし。


九州 長崎西

長所

・海星、大崎など県内の強豪を破り準優勝。九州大会でも1勝し、神宮王者の九国にも食い下がる。

→実力では頭ひとつ抜けている。

・旧制中学の流れを汲む伝統進学校。

→東大などの難関大や医学部にも多くの合格者。

・授業の兼ね合いで平日の練習時間は90分と短いが、効率的な練習に取り組む。

→困難性、練習の創意工夫。

短所

・甲子園出場経験がある。

→回数もブランクも許容範囲なので、四日市と同じくそこまでの影響はなさそう。

その他

・昨年の壱岐に続く地区推薦。

→同一県からの2年連続選出には前例あり(島根、北海道、和歌山、岩手)。

→どこも常連なので長崎が当てはまるかは別問題だが、それでも選ばれる可能性は十分。

→文武両道をアピールすることで、困難性を前面に出した壱岐との差別化もできている。