52間の縁側を建築した山崎健太郎さんの話を聞きに行きました
52間の縁側はグッドデザイン賞 JIA日本建築大賞 日本建築学会賞の建築3賞をとり注目の施設である
プロジェクトとして7年 1.3億かかった
52間の縁側が出来上がった後もお付き合いが続いている
「人生の終わりを向かう時にその人を取り巻く環境とはどんなものであったらよいのか」
建築で何とかしたかったが建築だけでは解決できるとは思わない
52間の縁側には関わる方がいっぱいいた
利用者とかNPOとか農家とか有志とか関わる人の姿が見えていた
その姿は江戸時代のようでもあった
木造(コンクリート造りだと音が反響する)で42間しかなかったが52間と呼んでいる
設計者として 建物を入子にして縁側を作りみんな並列で
玄関でもよく寝転んでもよくご飯を食べてもよくという感じにした
縁側にしたのは日本特有の形である
美しい町並みは作った方がいい
街角も必要であり 人の暮らしには必要である
池などもあり 隠れ家もあり 縁側にたくさんの居方があるから楽しい
介護は「待つ」ということが大事である
今後 52間の縁側は介護の人と地域の方の出会いがあるカフェを作る予定であり 介護の人と地域の方との日常の接点として挑戦したいと考えている
いい環境 個性があり美味しい食事があれば遠くからでもやってくるのではないか
介護の人と地域の方が出会うことにより新しいものが生まれるのではないかと52間の縁側は考えている
建築は小さな始まりでもいいのではないか
建築は大きな出来事のスタート地点である
10年かけてやって分かることもある
建築がパーフェクトであることはない
建築には人間の手を介在させてほしい
山崎健太郎さんは時間を意識しながら講演されました
質問でホスピスの話が出て
ホスピスに悲しんでいい場所を作ることも大切である
また街の中に悲しんでいい場所も作ることも大切である
大きな場所は必要ないが何もない空間も必要ではないか
質問もたくさん出て丁寧に答えてくれました
山崎健太郎さんは建築家というより芸術家という雰囲気であり
建築をつくったらそれで終わりではなくて
建築をつくっても一緒につながっていく
そんな感じを受けました
そしてどこかに人の気配がある建築を作るのかなと思いました
建築によって安心感を与えたり与えなかったりするのではないかとも思いました
ちなみに八千代市米本に52間の縁側を作ったのは
そこの土地を指定されたからだそうです
八千代市でも別な場所なら別の空間を作ったのは分からないです