様々な介護施設で導入が進んでいて、リハビリテーションの一環であるのが音楽療法です。音楽療法は、高齢者の心と身体を健康へと導く力があります。認知症にも効果があるそうです。ここからは、認知症の方に音楽療法がもたらす効果を挙げていきましょう。

1つ目は、脳の活性化を高める効果です。音楽を聴きながら、身体を動かしたり歌詞を思い出しながら歌ったり、沢山脳を使うことができます。

2つ目は、昔の記憶が蘇る効果です。その人それぞれの懐かしの音楽を流すことで、ハツラツと過ごしていた色んなシュチュエーションが蘇り、笑顔になったり、元気を取り戻せる効果があると言われています。

3つ目は、心を解放する効果です。音楽を通して周りの人とコミュニケーションが取れたり、楽しく自分の気持ちを表現できます。声を出して、リズムに乗って、音を鳴らして皆で過ごす時間が、心を明るくしてくれるそうです。

4つ目は、リラックス効果です。穏やかな曲調で高ぶった気持ちを落ち着けることができるそうです。

5つ目は、血の巡りを良くしてくれる効果です。声を出すのに、呼吸器を沢山使いますよね。そうすると、血行が促進されて、むくみや冷え性の改善に繋がっていきます。また、口を大きく動かすことによって、普段あまり動かすことが少ない顔の筋肉を活発に動かすことができて、表情が柔らかくなってきます。表情が和らぐと、気持ちも明るくなるというように、心にも身体にも沢山の良い効果があります。