SA-SX400のCDトレーがOPENしない場合の修理方法は見切った?!という状態なので、
唯一の「参考になるかも?」情報なので簡単に画像付きで修理方法をまとめておく。

 

画像は、ネットオークションでポチッた、「CDトレイが開かないSA-SX400ジャンク品」の修理過程である。

 

そんなジャンク品をぽちったのは、部品取り、や、改造実験の目的なんですけどね。

本来目的の前に、「見切った修理方法?」に、再現性があるか、確認してみよう、という趣旨でございます。

 

■修理手順その1

 

フロントパネルのCDパネルに3㎜ドリルで穴をあける。

SA-SX400には、強制EJECT用の穴が開いていない。
このためCDトレーが開かない状態になると、完全に分解しないと修理できないんだな。
フロントベゼルを壊す覚悟で、力任せに、とりはずす手もあるかもしれないが、
故障再発時も想定するなら、フロントパネルに穴を開けるのが最善手と考える。
穴を開ける位置は、
横方向は、

フロントのロゴの「Panasonic SD STEREO SYSTEM ~」の、”SD” の、SとDの間位置

縦方向は、

フロントべセルの下から5㎜~8㎜程度(これは、まぁ、適当でよい)

その縦と横が交差するあたりに、ドリル刃をあてて、ゆっくり、穴をあける。

化粧パネルを貫通し、さらに、その下の、CDドライブのフロントベゼルの貫通する穴をあける。

 

■修理手順その2

開けた穴に細い棒を押し込む(棒の代わりにドリル刃を、逆さまにして、突っ込んでもよい)

少し力を入れて、押し込めば、CDドライブの強制イジェクトレバーに到達し、トレイを手で引き出せるようになる。

■修理手順その3
トレイを手で引き出して、黒いゴムベルトと視認し、ピンセットで取り外す。

とり外すのは簡単である。

■修理手順その4
取り外したゴムベルトの形状、大きさを確認。
交換用のゴムベルトのサイズのあたりをつけて、ゴムベルトと調達する

↑一番下の、歪んだ丸い形ではないものが、取り外した、劣化したゴムベルトである。
前節の我が家の、トレーが開かなくなったSA-SX400のゴムベルトも、同じ歪んだ形状をしていた。

「CDドライブを使わないで放置する」という状態で、ひと夏、ふた夏、こすと、

ゴムベルトが歪んだ形で固着してしまうのではなかろうか。

取り外したゴムベルトが、このような形状なら、新品の、まんまる、のゴムベルトに交換すれば

修理できる可能性が高いと思われる。

ゴムベルトは、AMAZONとかで、検索すれば、複数サイズ入ったセット品が見つかる。

直径が、17㎜とか18㎜とか適合する模様。ちょっと小さいかな?ぐらいでも大丈夫みたい。
画像中央の、ゴムベルトを交換用につかった。

(その左右2個づつは、交換したサイズより、1サイズ小さいもの、大きいもの。1サイズあたり2個づつはいったセットであった)


■修理手順その5
CDトレイを引き出した状態で、新品のゴムベルトを、前面から、ピンセットでひっかける


前面に開けた強制EJECT用の穴に棒を突っ込んでトレイを引き出した状態で、

筐体を横に寝かせて、奥に、光をあて、プーリー2つ(小と大)が、よく見える状態にして、

画像の上の方の、大プーリーに、ピンセットで、新品のゴムベルトをひっかける。

次に、片手の方指で、大プーリーにひっかけたゴムベルトが外れないように

押さえた状態で、ピンセットで、ゴムベルトをつかんで、ゴムを伸ばしながら、

小プーリーにひっかける。この「ゴムベルトかけ作業」は、一人で行うのは、

かなり難易度が高い。他人に、箸とかで、大プーリー側のゴムを押さえてもらって、

その間に、小プーリーにひっかける、みたいにすれば、容易にゴムがけ、できそうではある。

画像は、交換終了状態。

この状態で、手でトレイを前後に、少し動かしてみて、

大、小のプーリーが、クルクル回っている状況ならば、作業完了である。

 

トレイを手で押し込み、電源を入れ、フロントパネルのCD開閉ボタンを押してみよ。
トレイが動けば修理成功である。


一人作業だと、新品ゴムベルトの装着に、手間取るが、
ゴムベルト在庫があるなら、所要時間30分~1時間というところか。