運良く入手した、
無料の映画のチケットで、
"花戦さ"を観賞。
とても見応えのある映画だった。
純粋かつ大胆に、
天才的な華道の才能を発揮する、
野村萬斎さん演じる、
主役の池坊専好(せんこう)。
純粋で優しさに溢れ、
広い心を持ちつつ、
絶対に譲れない
信念を持つ芸術家として、
千利休と昵懇の仲でもある。
たとえ相手が一国の天下人であっても、
決して屈することなく、
命をも惜しまず、
茶人のプライドを貫く千利休も、
圧巻であった。
当然ながら、劇中の美しい花々も、
見どころの一つ。
花々が専好さんの心情に、
リンクしながら、
より鮮やかに彩られ、
飾られていく。
私は、花は大好きだが、
生け花については全く無知である。
絵とかデザインとか滅法弱い。
英会話の生徒の宿題の採点をして、
丸をつける代わりに絵を描いたら、
思い切り、「ヘタクソ!」と、
ノートに書かれる始末である。
芸術肌の人を心底羨ましく思う。
花というと、鈴木秀子さんの著書、
"絶対幸福の尺度"の一説を思い出す。
花はありのままであるから美しい。
たんぽぽが薔薇の花をつけて、
人の目を引こうなどということはない。
花はありのままで、のびのびした、
祝福に満ちた時間を生きている。
ありのままとは、
ただ我を通すことではなく、
無心で一生懸命の様子ではないだろうか。
精一杯咲いて、
そこにいるだけで人を和ませる、
花のように生きていきたいと思う。
