『Family』天使と愛する女性14 | My Sweet holiday

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独り言を取りとめもなく書いてます。

「姉ちゃんが元気になれば、兄貴も仕事ができる。だから、元気で明るい姉ちゃんでいて」
「うん ジェイにも迷惑かけちゃったね」
「そうだよ、姉ちゃんが日本に戻ったら、俺連れ戻すからね」
「ジョンスより怖い」
「当たり前だよ、姉ちゃんを失ったら、俺は飢え死にするよ」
「ジェイ・・・」
ジェイの優しさが嬉しかった。
「退院したら、兄貴offなんだから、旅行にでも行って来れば」
「そうだね~。ジョンスに相談してみる」
「姉ちゃん、寝てなくて大丈夫なの?」
「大丈夫だけど、熱計ってみる」
「36.8℃か、もう横になって」
ベットに横になった。
「ジェイ、ジョンスが使っているPCでも、ゲーム出来る?」
ジェイがPCを調べてくれている。
「これは無理だよ、兄貴が仕事用に使っているから、病人はおとなしく寝てろって事だよ。 
 少し寝た方が良いよ、俺向こうのソファにいるから」
私は、目を閉じて、ジョンスとジェイの2人に感謝をしながら眠りについた。
俺は、TVをイヤホンをしながら見ていた。
「トントン」とノックの音と共にドアが静かに開いた。
俺は、ドアの方を見た。
「兄さん」
「お前何やってるんだ」
「兄貴が、マンションに戻っているから、その間此処にいるんだよ。兄さんこそ、何の用?」
「お見舞い兼ねて、ジョンスさんと話をしたくて、ナナミさんは?」
「今寝ている。面会コーナーに行こう」
姉ちゃんの枕元に面会コーナーにいるとメモを残して、病室を出た。
「ジェイ、母さんから聞いたよ。お前辛くないのか?」
「辛くないよ。姉ちゃんが笑ってくれれば」
「ナナミさんは、人を引き付ける何かを持っている、可愛い人だ」
「兄さん、まさか?」
「それはない。あったとしても、お前のような事はしない。それにどんなに頑張っても、ジョンスさんには
 かなわない。彼は、命をかけてナナミさんを守ろうとしている」
「あぁその通りだよ。だから俺は2人の弟になった、姉ちゃんに甘えて、兄貴に頼れない時に
 助ける。それで良い」
「お前そんなにナナミさんを・・・」
「愛してる。傷ついてく、苦しんでる姿をみると、俺まで苦しくなって、抱きしめてあげたくなる。
 でも姉ちゃんは、何時真っすぐ兄貴を見ているんだ」
「ジェイ、お前も辛いな」
「姉ちゃんが心穏やかに暮らせればそれで良いよ」
「・・・これ以上は何も聞かないよ」
「で、兄貴に話って何?」
「明日、聴取できるか聞きに来たんだ。これ以上延ばすと、ハヌルの起訴に間に合わなくなる」
「ハヌルはどうしてる?」
「全てを否認している。ナナミさんの自作自演だと言っている。実行犯の2人もリヨンも全て
自供している」
「リヨンさんの罪はどのくらい?」
「自首をしているし、深く反省もしている。手を下した訳ではいから、執行猶予は着くと思う」
「良かった。姉ちゃんが聞いたら、喜ぶよ」
「何故ナナミさんが?」
「姉ちゃんはそういう人なんだよ。リヨンさんがハヌルに脅かされていて、苦しんでいたんだ。
 姉ちゃんが暴行を受けて、意識がなくなった時に、ハヌルに救急車を呼んで欲しいと頼んだ
 けど、同じ目に合わせると言われて出来なかったそうだ。その話を聞いたら、姉ちゃん、リヨンさんを
 抱きしめて、辛かったでしょって言って、一緒に泣いたんだ」
「ナナミさんの魅力はその辺にあるのかも知れない」
「兄さん、惚れないで」
「あははは、それはない。お前のようにバカじゃないよ」
兄さんの気持ちが、つかめない。もしかしたら?
まさかそんな事があるわけない。
「兄貴、おそいなぁ。電話してみるよ」
「ジェイ、ナナミに何かあったか?」
「姉ちゃんは、寝てるよ。兄さんが来ていて、兄貴に話があるそうだ」
「もう少しで着くから、申し訳ないけど、待ってて貰って」
「解ったよ」
「兄さん、もう少しで着くから、待っていて欲しいそうだ」
「そうか、ジョンスさんは、ずっと病院に泊まっているのか?」
「事故の当日は、日本からおばさんが来て泊まって、次の日から、ずっと泊まっている」
「ナナミさんが頼んだのか?」
「いや、姉ちゃんは帰って、きちんと寝るように言っているが、兄貴が姉ちゃんの傍を離れない」
「ジョンスさんは、愛以上の愛で、ナナミさんを守っているな」
「うん 姉ちゃんも一緒だよ。兄貴がいないと、まだ精神的に不安定になる」
「会うして、逢った2人ってことか」
「そうだよ。凄い絆だよ、どんな奴が割り込んでも無理だろうな」
「久しぶりにジェイと話せて良かったよ」
「兄さん・・・」
やはり、兄さんは、姉ちゃんを・・しかし今は、何も言うのは止めよう。
波風を立てても姉ちゃんが苦しむだけだから・・・