パーティーコーラーとクラブコーラー | mickey-yasudaのブログ

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ボブディラン・・・・私は5万人のためにも、50人のためにも演奏してきました。そして本当は50人のために歌うことの方が難しいのです。5万人は一つの人格を持ちますが、50人は違います。それぞれの人が個々の、異なるアイデンティティー、彼ら自身の世界を持っています。・・・

 

別の言い方をすれば、1000人のパーティの場でステージ上から準備したコールをするのと、例会で10人のダンサーを対象にコールするのと同じとらえ方ではないでしょうか。

 

私はスクエアダンスは、コーラーとダンサーが一緒にいるその空間で共同で作り上げるダンスであると思っています。コーラーが個々のダンサーを思い浮かべず、ただ自分の講習スケジュールで”教える”ようなものではない、そもそも上意下達で”教える”ものではない、「教えることは教わること」、私自身はダンサーから教わったことの方が多いと言えます。

 

全く白紙のスクエアダンスという言葉さえ知らない方々が、私のクラブでスクエアダンスを楽しめるまでになる過程において私はコーラーとして成長しました。どのような順番でデフイニションを入れていくか、どう組み立てればビギナーダンサーでも踊れるボデイフローの良いコレオグラフィーを作れるのか、すべて教えてくれたのは、踊れないビギナーダンサーです。

 

コーラーやりたいから、コーラー講習会に行く、そこで聞きかじったものを、クラブでその通りやったとしても、ぎくしゃくするだけで落ち込むことになるでしょう。それでまたさらに講習会に行く、それは悪循環です。コーラーの先生はコーラー講習会の先生ではありません。目の前の踊れないダンサーです。その方々と格闘してください。めきめき実力が付きます。

 

ゲストコーラーは、ステージ上で歌う演歌歌手と同じです。歌が上手いことは間違いありませんが彼らは日雇い芸人にすぎません。テレビ歌番組でヒットを飛ばす歌手が、歌手を育てることは殆どやってはいないでしょう。