密林さんにしては珍しく発売日の6月27日にしっかり届いた、ミュージカル黒執事『Tango on the Campania』円盤。
その感想です。
リコリス以来今回も仙台公演がなく、1月だったために東京公演を諦め、
なんだかんだでライビュも行けなかったので円盤鑑賞が初見になってしまいました。
正直なところ、初見の感想はいまひとつ.......。
観始めたのがど深夜だったので音量を抑えてしまったのが原因なのか楽曲もあまりパッとせず
あまり印象に残らなかったのですが、
後日改めて音量爆音にして観てみたら........あれ.........思ったほど悪くない........何故?ポカーン
たぶん初見でいまいちと感じたのは音量の問題と、キャス変があった役の場合どうしても前演者と
比べてしまい違和感を感じてしまうからかもしれません。
たぶん鑑賞二回目で自分なりに受け入れられたんでしょうね笑
今回のメインテーマ曲になっている「Campania」の●●ファミリー劇場感は否めないけど笑、
ロナルド曲の「パーフェクトコンプリート」はそこそこカッコイイし(みかてぃ叩かれてるけどね)、
リジー曲の「女の子って何で出来てる?」はカッコ可愛いしリジーの葛藤のツラみグッとくるし、
今回も朗々と歌い上げるゆんセバスもお素敵でした(かなり力量を試される音階だったなw)
グレルたっくんの秀逸さは言わずもがな。今回和泉テイカー頑張ってたねwww
ヒデイットは........うん、頑張ってた(おかしい、わたし(元FC会員)は佐々木推しなはずw)
アンサンブルさんのビザールドールの動きが非常に気持ち悪いし(※褒めてます)、
映像(プロジェクションマッピング)の使い方も効果的。
そして、原作の豪華客船編を読み返してみると台詞ひとつひとつが忠実だったんだなーと。
(脚本のTwo hats Ltd.が噂どおり原作者(やな先生)だったらそらそーだよね)
黒執事特有の重厚感だったり悲愴感はなかったけど、単純にゾンビや葬儀屋(や死神2人)と対峙し、
リジーの秘密や葬儀屋の正体が明らかになるお話(豪華客船編)なのでこれはこれで
悪くないように思います。
ただ、シエルがエドワードに自分の代わりにスネークの救助を頼むシーン。
「戻ってこなくていいぞ!可愛い妹を嫁にやらなくて済む!」とシエルに言い放つエドに対して
「必ず戻ります!」と笑顔で言うシエルとニヤリとするセバスがまず重要なんですよ。(原作)
なのに真顔のシエル。
そしてその後スネークたちと救命ボートに乗れたエドがシエルを気にかける↓このシーンが
舞台ではなかったために
生執事のエドは性格の悪いシスコン野郎になってしまったんですよね........。
このシーンがないのであれば「戻ってこなくていいぞ!(以下省略)」の台詞も
カットするべきだったかなと。
ただの性悪になってしまったエドが可哀想すぎる。
ちなみに自分的生執事ランキング。
千魂(初演)>千魂(再演)>友好>リコリス(再演)=サーカス団=豪華客船>リコリス(初演)
順当に行けば次は学園編(ハリポタ編)だけど、
別に千魂みたいにオリジナル作っても全然いいのよ?何度も言うけど。