1894年と1914年のハムステッドの街の形
テーマ:ハムステッドハムステッド・ガーデン・サバーブを探すために第1日目にノーザンラインのハムステッド駅に行ったことを何度もブログで言いました。ハムステッド駅近くの書店ならば、日本の書店がそうであるように地元の住宅地図を販売しているだろうと思っていました。地図が手に入れば、簡単にハムステッド・ガーデン・サバーブが見つかるだろうと思っていました。
しかし、地元の住宅地図はありませんでした。その代わりにあったのが、ロンドン全市のエリア別マップと、1894年と1914年のハムステッド駅周辺の地図でした。私はもともとハムステッド・ガーデン・サバーブは、ハムステッドと名のつく駅の近くにあると勝手に思い込んでいました。書店の立ち読みで、ロンドン全市のエリア別マップのハムステッド・エリアのページを確認しましたが、ハムステッド・ガーデン・サバーブは見つかりませんでした。また、1894年と1914年のハムステッド駅周辺の地図にもハムステッド・ガーデン・サバーブは、載っていませんでした。
しかし、地図がないと頼りになるものが何もなく、ハムステッドでのハムステッド・ガーデン・サバーブ探しすらままになりませんので、とにかくその3点をその書店で買いました。その3点のハムステッドに関連する個所を下に掲載します。
■ 1894年 ハムステッド駅周辺エリアマップ
上の地図は、現在のノーザン・ラインのハムステッド駅周辺の1894年当時のエリア・マップ
です。右端に中央にオーバーグラウンド・レイルウェイのハムステッド・ヒース駅が見えますが、
まだ、地下鉄ノーザン・ラインが開通していなく、下の1914年の地図には見える
ハムステッド駅(赤枠表示のところ:枠の中にTUBE STATIONと書いてあります。)
が見えません。また、右上にハムステッド・ヒースの中のハムステッド池が見えます。
この地図を見ると1894年には既に現在のハムステッドの街の形とほとんど変わら
ない街の形ができあがっているのがわかります。
路の形もテラスド・ハウス、セミ・ディタッチド・ハウス、ディタッチド・ハウス等の住宅の敷地の
形も、ほとんど現状と変わらない形ができあがっています。
下の「ハムステッド地区エリアマップ イースト・サイド」は現状の地図ですが、その地図の
赤線で囲まれた範囲が、上図と同じエリアです。
■ 1914年 ノーザン・ラインのハムステッド駅周辺エリアマップ
上の図の赤枠表示建物がノーザン・ラインのハムステッド駅です。この1914年には
ノーザン・ラインは、既にハムステッド(Hampstead)駅の次のゴルダーズ・グリーン(Golders
Green)駅まで開通し、私が去年の夏探して見つからなかったハムステッド・ガーデン・
サバーブができあがっています。下のロンドン市全エリア別マップのハムステッド・エリア図の
上のページにゴルダーズ・グリーン・エリア図があり、その中にハムステッド・ガーデン・サバーブ
があったことを、日本に帰ってから気づきました。
■ゴルダーズ・グリーン・エリア(イースト・サイド) : ロンドンエリア別マップ;65ページ
■ ハムステッド・エリア(イースト・サイド):ロンドン・エリア別マップ;83ページ
■ゴルダーズ・グリーン・エリア(ウェスト・サイド) : ロンドンエリア別マップ;64ページ
■ ハムステッド・エリア(ウェスト・サイド) : ロンドン・エリア別マップ:82ページ
■ ゴルダーズ・グリーン・エリア
■ ハムステッド・エリア