ちょうど一週間前でした。
母から電話があり、ここに折り返し電話してと。
それは血は繋がってないけど、親戚同様に付き合っていたKさんのマンションの大家さんの電話でした。
かけ直すと
「Kさんの新聞が取り込まれてなくて、インターホンを押しても出て来られないから、心配で、電話しました。連絡とってもらえませんか?」
という内容の電話でした。
大家さんの話によると、大家さんは同じマンションの三階に住んでいて、マンション管理もされていて、Kさんとは挨拶も交わし、車も運転し、健康状態も悪くなさそうだけど、近年、歳をとられ、もしもの事が起こることもあるから心配で、なるべく気に止めているとのことでした。
うちの実家に電話がかかってきたのは、
20年以上前にそのマンションをKさんが借りた時に保証人になっていたからでした。
すぐに携帯に電話したのですが、
出ません!
焦って家電にしましまた。
出られました!✨✨
胸をなでおろしました。
その時の会話は
大家さんが新聞取り込んでなくて心配されてたこととか話したら、
新聞は入れてるけど、最近、物忘れも激しく、
ボケてきたからとか、
耳が遠くなったから、私に大きな声で話してとか、
そのせいでピンポンが聞こえなかったのかとか、
携帯は最近やりかえて、取り方が下手なのかうまくとれなくて、今もとり損ねたとか、
笑って話しました。
ゴルフの話とか雑談して、
ホントに元気そうでした。
最後に
「今後何かあったらいけないから、例えば救急車で運ばれたりとかね、そういうことあったときに困るから、息子さんの連絡先を教えて」
と言ったら、
「元気じゃけ、大丈夫よ!」
と笑ってごまかされ、教えてくれないので、
「今度会いに行くからね。その時ね!」
と電話を切りました。
5分位話したかな?
もっとかな?
折り返し大家さんに電話して、無事を知らせ、
今後の見守りのお願いと、
何かあったら、ここに電話してくださいと私の携帯番号を教えました。
Kさんと私の実家は家族同様の付き合いで、30年以上の付き合いでした。
父より少し年上、離婚歴があり、息子さんがいらっしゃる
という情報しか私は知りませんでした。
Kさんには私も私の子供達も可愛がってもらってました。
私が独身の時はゴルフを教えてもらい、
私の子供は孫のようにおもちゃもたくさん買ってもらい可愛がってもらいました。
その代わり、お中元お歳暮は欠かさず、自宅に挨拶がてら届けて、年賀状も代筆(筆ペンですが)してあげてました。
ただ、Kさんが定年後も10年継続して働かれ、70歳を過ぎて、完全に年金生活に入られてからは、盆正月の年に二回会う位から、正月に年一回会うぐらいに、そして、会うこともなく、と、だんだん疎遠になってました。
最後に会ったのは4年前の実家での法事でした。
先週、日曜日はblogに書いてたけど、朝、めまいで起きれず、
1日家でゴロゴロしてました。
で、このKさんとの4年ぶりの会話の電話は夜7時過ぎのことでした。
翌日、月曜日は父のワクチン接種で大きな接種会場に連れていき、
火曜日は仕事、
水曜日は午前用事があり、午後からKさん宅に行こうかと思ってたのに、頭がフラフラするので、無理せずに休んで、
木曜日は午後から仕事だけど、フラフラがスッキリしないので、病院へ。
そして、その木曜日の夕方、
再び大家さんから電話が。
大家さんの焦った会話
状況もつかめぬまま、マンションへ。
雨で、主人が車に乗って出てたので、息子に急遽、一時的に帰ってもらい、マンションへ送ってもらったので、大家さんの電話から30分以上たってました。
着いた時には、警察、救急隊員、いて、
「亡くなられてました」
と聞かされました。
状況的にご遺体は確認できませんでしたが、
亡くなられた状況を聞くと、
座椅子に座られたまま、亡くなられてたそうでした。
ポックリ?心不全?と思いましたが、死因はすぐにはわからないし、
独りで亡くなられてたので、自殺、他殺も疑われるので、
私が最後にKさんと会話したので、警察に事情聴取されました。
人に恨まれてなかったかとか、精神状態、健康状態等々
そして、Kさんとの関係等々
息子さんの連絡先を聞く矢先のことで、息子さんの連絡先がわからなかったけど、警察は調べればすぐわかるので、そこはお願いして、
調書作成され、サインするまで3時間近くいました。
とりあえず、Kさんのご遺体は一旦警察へ
その時に車に入られる所で
合掌
させてもらいました。
涙があふれ、
帰って家族と話し、夜は娘にも電話して話しました。
翌日、気になってマンションに行くと、
大家さんがおられて、
「息子さんと連絡がつき、来られて、マンションのことは色々されてるので、保証人さんにどうのこうのはもうありません。今後のことは息子さんと話をするのが筋なので」
と言われました。
そっか、そうですね。
Kさんとの関係はここで終わりですね。
1日置いて、
母は亡くなった私の親戚が入ってるお墓に行き、Kさんがそちらに行ったよ、と報告しました。
私の息子は、夢を見て、朝、顔が涙でぐしゃぐしゃだった、お葬式に行きたい!と。
このご時世、コロナで多分家族葬にされるだろうし、Kさんと息子さんの関係もよくわからないし、(離婚した後は付き合いなかったけど、私達と疎遠になった10年前から息子さんと連絡取り合って孫を抱いたとか聞いていたので、多少良好だったと思う)
私達に声がかかるかどうかは、今すぐわからないからと私の息子には話しました。
Kさんの息子さんは少し遠い所にいらっしゃると昔、聞いた記憶があるので、
もうお骨は遠くに行ったかも。
でも、息子さんの元に最後に帰れてよかった。
母は
「最後に会話したのが、あなたでよかったね。1番可愛がってもらったからね。縁があったんだね。しかも元気な声で話せてよかったね」
息子は
「母さんは最後に会えなかったのを後悔してるけど、会ったてたらこの死は辛すぎるだろ、神様が僕らに辛くない程度の別れをさせてくれたんよ」
と言ってくれました。
そう、会いに行くからねと最後に交わしたのに
会いに行けなかった自分を責めてました。
会ってたら、ひょっとして、病気でもわかって、突然死が防げたのではないかと、後悔してたんです。
でも、1日、1日と日がたつに連れ、
家族の言葉を聞くに連れ、
やっと、これでよかったんだと思えるようになりました。
長くなったけど、やっと、blogに書けました。
blogに書いたら、又、少し楽になりました。