嶋口・内田研究会 例会で
カネボウ 知識元社長の講義を聴きました。

嶋口・内田研究会とは
慶應ビジネススクール嶋口ゼミ卒業生である内田和成教授
(早稲田大学商学学術院教授/BCG元社長)を代表幹事とする
嶋口充輝法政大学ビジネススクール教授[慶應義塾大学名誉教授]を
中心にした勉強会です。

1.事業再生機構支援下での経営改革の歩み

 SWATチーム 部門横断型プロジェクトチーム

 ブランド改革→統廃合
  
 営業組織改革 人事制度改革 国際事業改革 R&D改革

 ブランディング委員会の設置

 経営理念の策定 企業風土の刷新

 理解→実践→経験のプロセスが重要

 組織活性化タスクフォース

2.ターンアラウンドの要件

 変革のリーダーシップ

 スピード 過去の膿みだしと戦略策定を一気にやり抜く

      タクシーメーターの時間感覚

 ハンズオンのマネジメントスタイル 社長自らTO DOリスト

 PDCAを廻す仕組みとスピード

 リーダーシップ能力

 ヴィジョン設計能力 ENVISION 心に響くことが大切

 丸投げと権限委譲は根本的に違う 任せることを美徳とする風土との戦い

 ヴィジョンを掲げ自ら先頭に立ち共に考え、汗を流すことが必要

 一番偉い人が一番働く

 コミュニケーション 直接会話 ファクトベースの地道な説得作業

 合理的な意思決定  現場のモチベーションUP(特に美容部員)

 矛盾と対峙し続ける姿勢 割り切らない 1ミリ単位のバランス感覚

 企業風土は氷山の一角 多面的視点からの理解

 一貫したメッセージ 対話 率先垂範

 マネジメントの4つのレバー

 強制 率先垂範 ヘルプ 突き放し 使命感とは覚悟を決めること

3.絶えざる変革のキーファクター

 人材育成制度は重要なインフラの一つ

 マネジメント層の早期見極め 既得権化しない仕組み造り

 目標のオープン化

 TCR(トータルコストリダクション)活動が変革のプラットフォーム

 業務プロセスの見直しによる付加価値の向上とコスト削減

 キーワードは「全社的」「トップ&ミドルダウン」

 揺らぎのマネジメント

 健全な不満足状態 部門間コンフリクトの創出

 現状と理想のギャップ

 組織改革のポイント 定着した風土を壊す