土蔵 | ミック宮川のVIN!2ズ!!

土蔵

生まれて初めて読んだ「小説」は乱歩の「大暗室」(子供向けのほう)でありました。

まぁ、5歳の時だったンで、子供向けのほう、とはいえ、わからない部分が多かったンですけどネ~(笑)。

しかし、それから40年以上経った今も自分の中では乱歩は別格であり続けておりまする。

てなワケで、昨日は池袋東武に「甦る江戸川乱歩の世界展」を観に行きましたゼ。

乱歩小説の装丁画やインスパイア作品などが展示されてますヨ。

場所が百貨店の画廊なンで、「展」というにはかなりこじんまりとはしているンだけど、ポプラ社刊の装丁画から横尾忠則、丸尾末広にいたるまで色々並んでおります。

いくつか画集を持ってるモノもあるンだが、こういうトコでホンモノを直に見るとまた新鮮な感じがしますよネ~。

画廊を出た後は立教大学前にある旧乱歩邸へも足を伸ばしましたよん。
普段は週一くらいでの公開みたいなンだが、今は池袋西口回遊美術館というイベントを街ぐるみでやってるようで、会期中は複数回開いてるらしいンよネ。

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立教大学周辺を歩く女子学生にかなり目を奪われながらも(笑)、糞暑い中乱歩邸を目指した次第。

実は6年前にも一度来たンだけど、少し、庭のあたりやらなんやら変わった感じがしましたゼ。

相変わらず土蔵と書斎の入り口はガラス張りで、中の様子は外からしか見えず。
仕方ないなぁ、と思いつつ、帰ろうとしたら、どこからともなく素敵な係のお姉さんが現れて書斎の方のガラス戸を開けてくれましたヨ。
おまけに写真撮っても構いません、との事。

おぉ~! 素晴らしい!!

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開け放たれた書斎の中からはエアコンの風とともに昭和的香りが流れて来ました。

いや~、糞暑い中だったけど来て良かった、と感動。

素敵なお姉さんとも写真を撮りたかったンだけど、訝しがられてもナンなので、とりあえず自重いたしました(笑)。

しかし、酷暑で頭がくらくらする中、ガラス戸が開いたらエエなぁ...と思ってたら素敵なお姉さんが突然現れて開けてくれるとこなんざ、ちょっと出来過ぎな感じ。

もしかして、それは熱中症になりかけた自身の妄想で、ガラス戸は自分で勝手に開けていた...

とかいうとなんだか乱歩っぽいよなぁ...などと思いつつ帰路につきました。


でもほんと歩いてるだけだったのに、少し日焼けしちゃったよなぁ。

まだまだ続きそうなこの暑さ、妄想含め、皆様もご注意の上お過ごしくだされ。

ヴィン!ヴィン!