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秋も深まり、柿の収穫期なんだよな。

今年の柿は初秋の日照不足のせいか、高めの気温のせいか、何となく色が淡いんだよな。

 

まず、甘柿について。

昨年の次郎柿は驚くほど甘かったので、今年も期待していたけどそうでもない感じ。

収穫時期を少し早めたせいもあるかもしれないな。

それは、収穫後数日で果肉が柔らかくなってしまったという昨年の経験からなんだけどね。

とは言え、程よく甘くて美味しい。

 

富有柿は少しずつ樹勢を回復させていて、今年は沢山の実をつけている。

これまでは真っ先に紅葉した後に落葉して休眠に入るというサイクルで、果実は摘果作業の甲斐もなく、その後落果して水っぽいのが数個残る程度だった。

素晴らしい進歩だ。

果実も大きく、瑞々しい甘さになったね。

 

次に、渋柿。

園芸用の三脚で手の届く限り収穫するんだけど、何せ大木なのでとても追いつかないんだよな。

そこで、今年は思い切って高い枝を切り詰めようと、納屋に眠っていた伸縮ハシゴを持ち出してみた。

アルミ製とは言え結構重いハシゴを立て、よろけながらもバランスを整え、ハシゴを適当に伸ばして太めの枝にかけ、恐る恐る上ってハシゴと枝をロープで結わえてから、収穫と剪定作業を行う。

地上10mくらいの高さは足裏に力が入るね。

命綱みたいなものもあればもっといいんだけどね。

 

順調に作業をこなし終えた所でハプニング発生。

ロープを外しかけた瞬間、結わえていた枝が上方に動いてハシゴから離れてしまった!

無くなった柿の分だけ枝が軽くなったのだ。

完全にロープを緩めていなかったのでハシゴが倒れる事はなかったけど、片手でロープを握り締めながら冷や汗が出た。

しばらくすると冷静に対処方法を考える事ができた。

別のロープを取り出し、空いている方の手で再び枝とハシゴを結わえてから元のロープでも結わえ直し、ハシゴが滑って動かない事を祈りながらゆっくりと下りた。

 

結局、ハシゴを一段伸ばして枝に再び乗せかけ、ロープ2本を外してハシゴを回収した。

無い知恵を駆使しての作業だったけど、とっさに身体は動き冷静になれるもんだと感心したね。

柿の木や自然の神様に、そして自分自身の俊敏さと明晰さに感謝して、その場を後にした。

 

そんなハプニングもあって、今年の干し柿は格別の味になるに違いない。

 

生かされている、満たされている。

ありがとうございます。