2年前の今日、子ども達は家にいました。
もう3月だと言うのに小学校ではインフルエンザが大流行していて
長女は具合が悪くて帰宅していたのでした。
次女は小学一年生で、帰宅して間もなくのこと。
あの激しい揺れが襲ってきました。
反射的に玄関の扉を開けながら、その前の月に失った愛猫を想いました。
闘病生活が大変だったので、亡きあとでよかった、と思ったのでした。

その翌日、長女はインフルエンザと診断されたのでした。
病院へ向こう途中の山から見える小田原の街並みや海、富士山が
いつもと同じように穏やかで綺麗でのどかで。
下界での出来事がうそのようだと思いました。
病院からの帰り、コンビニで買い物をしようと思ったらもう何も残ってなくて。
世間での大騒動の一端を垣間見た思いでした。
奈落の底へ突き落とされた気分でした。
長女のインフルエンザのおかげでほとんど外出することもなく
家にあるものだけでなんとか切り抜けた事は、今思えば
世の中に振り回されずに済んで逆によかったのだと思います。
テレビはどこのチャンネルも衝撃的な映像が流れていたので
しばらくテレビも意識的に避けていました。

あの日から2年経った今日も、時は変わらず流れています。
でも、あの日から変わったことも確かに存在するのです。

忘れられないあの日。
忘れてはならないあの日。

次の世代に繋げることは、生きている私たちにしかできない事です。
使命とも言えるでしょう。

生きとし生けるものすべてのもの達が
愛と平和に包まれますように。

そのためには、私たち一人一人の力が必要不可欠だと私は思うのです。

写真は、FB友Shiina Hisashiさんの作品です。
こちらに掲載するに当たり、ご本人さまの快い承諾をいただきました。
いちいちハートのど真ん中を打ち抜かれる作品が数多く存在し
今日はその中から、女神様を。