長女が中学校生活を送り始めて3カ月めに入りました。
部活もギリギリまで迷い、選択したのは美術部。
卓球部もメンバーが楽しそうだったのだけど、美術部の体験が楽しかったのですって。
当初、誰もが長女は運動部に入ると思っていたらしく、文科系に入ったのは本人さえびっくりだったかも
運動部は毎日のように練習があるけど、美術部は週に2日、多くでも3日の活動。
去年と違い、顧問の先生が専任になってくださったおかげで指導が入るとのことで、それなりに新鮮みたいです。
先輩によると、去年先生は運動部も兼任されていたので、なかなか指導してもらえなかったみたいですね。
先月は、中学校を卒業した大学生が研修で指導に来てくれていたので更におもしろかった様子
それにしても、土日も含め、ふだんはヒマそう。
忙しそうなお友達を見ると焦りを感じるようで、将来何になりたいのかわからないと言います。
少し前まで、実は私もその焦りを感じていたし、長女の気持ちも痛いほどわかりました。
でもあるとき、気がついたんです。
いったい何を焦っていたのだろう。
まだ中学生。これからじゃん。
とにかく、興味のあることはやってみればいいし
やってみないとそこから先は見えてこない。
絵が好きなら絵を描いてみるのもいいし
本が好きなら、本をたくさん読めばいい。
先日、双方の実家に帰った時に、私たちが読んでいた昔の本を長女はごっそり持ち帰りました。
私なんて電車通勤だったので、ジャンルを問わず本はいろいろ買いあさりました。
一時間余り電車に乗っていると、その間結構読めてしまうものです。
パパさんの実家からは、マンガ本。
これまたシリーズ全集持っていたりするので、それはそれでおもしろそう。
マンガは、読むのも面白いけど絵を真似して描くのも楽しいみたいです。
熊本の叔母からは、兄であった実家の亡父が若い頃叔母の就職祝いにプレゼントしてくれたという画集が送られてきました。
美術部に入部したという長女のために、叔母が送ってきてくれたのです。
好奇心旺盛でアクティブな叔母は、テニスを極め、お琴を極め、陶芸にも手を出し、今は油絵を極めて
熊本では時折個展も開いているのです。
私も長女も大好きな人。
その画集も、長女は思い出したように開いては絵を真似して描いています。
これが将来にどう結びつくか、もしかしたら結びつかないかもしれません。
でも、そんなこと考える必要もない気がしています。
部活で忙しいお友達と比べる必要はまったくない。
長女は長女。
他者にフォーカスしたって、自分の道は見えてこない。
焦らなくてもいいのだよ。
そんなことを長女に話しながら、それは今の自分にも当てはまると思いました。
いや、今というかいつだってそうなのかもしれません。
焦りを感じるとき、常にそこに他者が存在します。
必要な時もあるかもしれないけど、だいたいそれは不要なことが多くて
焦っている間は、何も見えてこないのですね。
自分の道。
自分と向き合い、心の声に耳を傾けながら、自分に正直に
マイペースを貫くことがベストなのだと思う今日この頃です