私は神奈川県の小田原市に住んでいます。
土曜日は、子どもたちを美容院に連れて行ったあと、小田原の街を散策してみました。
まずは、ふらりと入ったお蕎麦屋さん。看板を見て、なんとなく聞いたことあるようなお店の名前、、、と思いながら入ったのです。
後で知ったのですが、どうやら雑誌になどにも掲載されているお店だったみたい。
入ったときはほぼ満席状態でも待つことなく座ることができたのですが、出るときは表に行列ができていて、びっくりしました。グルメ雑誌を片手に待つお客様もいらっしゃって。
お店の人たちも感じがよくて、お蕎麦も美味しくて大満足でした。
小田原のお蕎麦、結構おいしいのですよ。お立ち寄りの際は、是非チェックしてくださいまし☆
食後は通りを南下し、小さな楽器屋さんに立ち寄りました。次女がピアノのレッスンで使う五線譜のノートを購入するためです。
そこのおじさん(おじいちゃん?)がこれまたソフトでいい感じのお方。
「ピアノを習っているの?そう。始めて一年なの。音楽をたくさん聴きなさい。ピアノはなに?アップライト?それはいい。楽しんで弾きなさい。またおいで。」そんな感じ。
たったノート一冊買っただけで店先まで送り出してくれました。心がほっこり和みます。
そのあとは、車を停めているコインパーキングを通り過ぎて国道1号線を横切り、海岸まで足をのばしました。
ふだんは車で走り抜けてしまう通りを歩くと、雰囲気のいい小さなお店が点在しているのですね。
喫茶店でしょう、甘味処でしょう、おせんべい屋さんでしょう、あれは、、、ピーナツをローストするお店かな。帰りにちょっと寄ろうね。
なんて言いながら海岸へ。
小田原に住み始めて4年、何度も車で近くを通り過ぎていながら、実はここの海岸は初めてでした。
小田原の海岸の中で一番好きかも。
広々としていて小田原ちょうちんの灯台が見えて、空気が風が心地よくて。潮の香り、久しぶり
子ども達とパパはしばらく海と戯れて、、、思った通り波をかぶっておしまい
海岸で見つけた綺麗な貝殻と石を手にして、車まで再びてくてくと歩きました。
海岸へ行く途中で気になっていた、『ポンデケージョのお店』という看板。そこへ立ち寄りました。
店内へ入ったら「いらっしゃい」と出てきたおばちゃん(おばあちゃん?)。
タピオカ粉とチーズをたっぷり使って焼きあげたという様々な種類のポンデケージョが並んでいます。
そう、ここはポンデケージョの専門店。珍しいでしょ?
黒ごまきな粉、キャラメルヌガー、ショコラ、バナナ、ぺペロンチーノ、ベーコン、、、思い返しただけでもこれだけあって、もっと種類はあったと思います。
一週間のうち、金、土、日曜日のみの営業なのは、作って売るのがおばちゃん1人なので、両方はできないのですって。
私が焼いているんだから、添加物は一切入ってないよ。
と言いながら、きな粉の試食を出してくれました。子どもたちが一口食べて「おいしい!」と言うと「おいしい?よかった。きな粉好きなのね。今日はあいにくきな粉だけのは売りきれちゃったの。これ、全部食べていいよ。はい、どうぞ。」とまだ結構残っていた試食を差し出してくれました。
最初は遠慮して手を出さない子どもたちに「恥ずかしいの?遠慮しなくていいんだよ。こういうときは、食べていいんだから。全部食べちゃっていいんだよ。ほら。」と畳みかけるように話しかけてくれるおばちゃんに、子どもたちも次から次に試食に手が出て、とうとうお皿が空になってしまいました
きな粉だけが試食のあとにお皿の底に結構残っていてもったいない、と思ったので、「この粉、もったいないのでいただいて行っていいですか?」と聞いたら「いいよ。ここで食べちゃいなさい。」とレジのそばに置いてあったプレーンのポンデケージョに手をのばし、おもむろに半分に割って差し出してくれました。
ええっ、、商品なんですけどいいのでしょうか と思いつつ、子ども達はそれさえも完食
いろいろな種類を買えるのだけど、どれもおいしそうでホントに迷います。確か100グラム250円だったと思いました。興味のある方は、『ポンデケージョのお店 いとう』で検索してみてくださいね。
こういうお店の人たちが、昔からの小田原を支えてきたのね、、、と思ったら、なんだかしみじみとしちゃいました。
いい街だね、小田原。
また来るね。とお店をあとにしました