あの日から考えた。
ずっと。
なぜユナさんが、オレにあんな大事なことを話してくれたのか・・・。



“ミニョクくんには、話したくない。
ミニョクくんだけには、嫌われたくないの・・・。”



そう言っていたユナさん。
それが本心だろう。
あんな、女性として辛いこと、誰にも話したくない気持ちは痛いほど分かる。
いや、“痛いほど分かる。”なんて、軽々しくは言えない。



怖かっただろうに・・・。
好きで付き合った人に、そんな怖いことされて、どれだけ心も躰も傷ついたか・・・。
しかも、何度もって・・・。
一人傷ついて、苦しんで、
どんな思いで楽しいはずの学生生活を送っていたのか・・・。
ユナさんの当時の気持ちを考えると胸が苦しくなる。



出来ることなら、今すぐにでもそいつらを殴りたい。
殴って、殴って、将来もないほどめちゃくちゃにしてやりたい。
オレの大事なユナさんの、心も躰もボロボロに傷つけたそいつらを。
どうにもならない感情がオレの中で湧き上がる。





『ミニョク、どうした?
そんな怖い顔して・・・。
何か悩み事か?』



ヨンファヒョンに話し掛けられて、ここが宿舎だった事を思い出した。



『いや、なんでもないよ・・・。』



『そうか・・・?
あぁそう言えば、最近ユナちゃん元気か?
最近会ってないからなぁ。
ヒョンは寂しいよ・・・。』



わざと泣く真似をしてオレをチラッと見る。



『ヒョン・・・。
ユナさんはオレの彼女なんだからねっ。
会ってないから寂しいって・・・。』



まったく油断も隙もあったもんじゃないっ!!
ヒョンには日本に素敵な彼女がいるでしょっ!!
彼女と遠距離なのを良いことに、ユナさんに手を出すつもりっ!?
そんなこと、ヒョンでも許さないからね・・・。



『そう。
ユナちゃんはお前の彼女だ。
お前がちゃんと守ってやれよ。』



オレの肩をポンと叩いて自室に消えていった・・・。
ヒョン・・・。
きっとヒョンは、オレがなにかユナさんのことで悩んでることに気付いたんだ・・・。
ありがとう・・・。



誰にも話したくない、ましてや彼氏には知られたくない過去を話してくれた。
それがどんな意味を持つのか。
ユナさんが望むこと。
それは、オレがそいつらを恨んで、めちゃくちゃにすることじゃない。
オレと一緒に、今までと同じように、
いや、今までより楽しく、幸せに過ごしたい。
そう思っているはず。
オレは【今までよりも一層ユナさんを大事にする】と心に誓った・・・。
それなのに・・・。










ユナさん、なにか怒ってる??
あれから1週間ぶりにユナさんの家に来た。
夕飯を作って待ってるね。って言ってくれたユナさん。
あの日はオレが寝ちゃってバタバタと別れたから、
今夜こうして会うことに、オレはとても緊張した。
でも、いつもと変わらずに接したつもりだったんだけど・・・。





『ねぇ、こっち来てよ・・・。』



『いや。』



い、いやって、そんなハッキリと・・・。
オレ、傷ついちゃうよ。



『ねぇ、ユナさぁ~ん・・・。
怒ってる??』



猫撫で声で言ってみるも、無視された・・・。
はぁ・・・。
あっ!!
さっき一緒に食べた夕飯。
少しだけしょっぱかったんだよね・・・。
ひょっとして、それが顔に出てたとか??



『・・・・・。』



『なぁ、こっち来いって・・・。』



ちょっと強気で言ってみるも、振り向きもしてくれない。
ペンの子なら、オレがこんなこと言うと泣いて喜んでくれるだろうに・・・。
いや、そんなの今はどうでも良い。
今はユナさんの方が大事だ。



『ユナさん、さっきからなにぶつぶつ言ってるの??』



オレが色々考えている間に、
オレに背中を向けてるユナさんが、なにやらぶつぶつと言ってる・・・。
耳を澄ましてみても、なにを言ってるのか聞き取れないけど、
オレの悪口ではなさそうだ・・・。



『なっ、なにも言ってないよっ。』



ユナさん、なんか怪しい・・・。



『ねぇ、怒ってないでこっち来てよぉ。』



なにやら怒っている風のユナさんの背中。
さっきからその背中をつんつんしてみるも知らん顔だ。



『だって、ミニョクくんが・・・』



『あ。
ひょっとして、“今度一緒にお風呂に入る”って約束したのに、
すぐに会いに来れなかったこと怒ってる??』





きっとそうだっ!!
あの日、オレに“我慢しなくて良いよ。”なんて、
上目遣いに可愛く言ったのはユナさんの方。
だからオレはユナさんと一緒にお風呂に入って、
またゆっくりとユナさんの躰を堪能しようと思ったのに、
疲れて寝ちゃって念願が果たせなかったんだよな・・・。
だから今日は、また一緒にお風呂に入るつもりで来たのに、
夕飯食べてリビングでまったりしてるのが嫌だったんだな??
早く一緒にお風呂に入りたいなら、そう言ってくれれば・・・。
もぉ、ユナさんも素直じゃないんだから♪





『べっ、別に、約束なんてしてないもんっ・・・。』



恥ずかしがってはいるけど、嫌がってる様子ではない。
やっぱりオレと一緒にお風呂に入ることを待ち望んでいたんだね、ユナさん。



『強がっちゃって・・・。』



『ひゃっ・・・』





オレの目の前に無防備に晒された、艶めかしい項。
男が女のその場所に色気を感じる事を、ユナさんは知らないんだね・・・。
そのキレイな項を、あのシフ先輩に毎日晒しているかと思うと、
仕方がないとは言え無性に腹が立って来た。
シフ先輩だけじゃない。
ユナさんと同じ会社の人、
通勤途中で乗ってる、バスや電車で乗り合わせる全ての男性に対しても・・・。



我ながら、この嫉妬深さにビックリする。
ついさっきまで、
【今までよりも一層ユナさんを大事にする】
なんて心に誓っておいて、ユナさんを目の前にするとすぐこうだ。
オレ、どんだけユナさんに骨抜きなんだよ・・・。





『やっ・・めてっ・・・』



そっと首筋を撫でる。
それだけで、感じるように身を捩るユナさんがあまりにも可愛い。



『もう殆ど消えてる・・・。』



邪魔なパーカーの襟ぐりを少しずらして確認する。
オレが付けた所有のしるし。
いや、嫉妬の証だな。
ココだけは強く吸いついた。
仕事中、髪を結うと見えるところにわざと。
他は洋服で隠せても、ココのキスマークだけは見える計算だ。



『また付けてあげる・・・。』



いつまでもオレの隣に来てくれないユナさん。
ユナさんが来ないなら、こちらから行くまでだ。
ソファとユナさんの間の狭いスペースに体を滑り込ませる。
ユナさんのハーフパンツから伸びる、すらりと細く長い脚。
その脚を両サイドからオレの脚で挟むと、ぴたっと躰を密着させた・・・。



ユナさんの香り・・・。
ほのかに香るシャンプーと、ユナさんの躰から出るフェロモンの香りかな・・・。
首筋に顔を埋めて深呼吸をする。



『やだっ・・、ねぇっ・・、見えるところはやめっ・・・』



『ふぅ~ん・・・。
じゃあ見えないとこなら良いんだ??』



後ろからユナさんの顔を覗き込む。
瞳を合わせてニヤリと笑うと、パーカーの裾から両手を侵入させた・・・。



『そういう意味じゃなくて・・・』





今はなにも聞きたくない。
オレを素直に感じて・・・。



後ろから強引にユナさんの唇を奪うと、ゆっくりと、深く唇を合わせる・・・。
角度を変えて、何度も何度も・・・。
息継ぎをする為に僅かに開いた隙間から舌を差し入れると、
激しくユナさんの舌を絡め取る。
恥ずかしがりながらも、懸命にそれに応えてくれるユナさんがいじらしい。
頬は赤く、固く閉じた瞳に縁取られた長い睫が小刻みに震える。



『どぉ・・、感じた??』



もう少し合わせておきたい衝動を抑えて、ユナさんの唇を開放する。
全身で息をするユナさんにイタズラに聞くと、
真っ赤な頬を両手で押さえて、コクンと小さく頷いた・・・。








↓ランキングに参加しています♪
ミニョク、ユナさんをジワジワ追い込んでますね❤
ユナさん、ミニョクの甘いキスで身も心も蕩けちゃったかな??
皆様の愛の1ぽちが、姫たちの夏休み最後の日を迎え、
明日から姫たちのお手伝いなしで家事をしなくてはならない為、
若干憂鬱になっているみちょの活力です♪
本日も、ぽちっとな。を宜しくお願いしますヾ(@^▽^@)ノ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村



↓ケータイからご覧になって下さっている方は、
こちらをぽちっとな。して下さいね♪

にほんブログ村