『電話、出ないの??』
手は止めずに聞く・・・。
ケータイをチラッと見ただけで出ようとしない。
怪しい・・・。
電話の相手を確認した瞬間、強張った躰。
ひょっとして、電話の相手と・・・??
『ほら、電話に出なよ・・・。』
ケータイを手に取って、ユナさんに渡す。
ユナさんは戸惑って、ケータイを手にしない。
やっぱり怪しい・・・。
ピッ・・・
通話状態にしてユナさんの耳元に電話を当てる。
『ほら、このまま話して・・・。』
反対の耳元で囁くと、オレから逃れるように躰を捩っていたユナさんも、
観念したようにオレから電話を受け取った・・・。
『ヨボセヨ・・・。』
か細い声・・・。
緊張からか、声が震えてる。
そんなに緊張するなんて、やっぱり怪しい・・・。
オレは、電話の相手の声に耳を澄ました。
「おぉ、ユナくん、やっと電話に出た・・・。
こんな時間にすまない。
今、大丈夫か??」
『ハイ・・・。』
相手は男性・・・。
ユナさんの腰に腕を回して密着する。
この状態で話しづらいのか、それとも、
電話の相手が、オレには知られたくない相手なのか・・・。
明らかに動揺したようなユナさんに、ますます疑惑の念が湧く。
「明日の朝一で使う会議資料、
ユナくんのデスクの上に置いてあるから、
明日出社したらすぐにコピーを頼む。
それと・・・・・。」
『はい、分かりました・・・。』
耳を澄まして聞いていても、話す内容は仕事の事ばかり。
なんだ、単なる仕事の電話か・・・。
そう思った時・・・
「そう言えば・・・。
その後、彼氏とは・・・。
あぁ、なんでもない。
すまなかった、今のは忘れてくれ。」
なんだ??
“その後、彼氏とは”??
なんでこの人が、ユナさんとオレとの事を気にする必要があるんだ??
やっぱり、この人と何かあったんだな・・・。
そんな事をわざわざ電話で聞いてくるなんて、どういうつもりだ??
こいつ、ひょっとしてユナさんの事・・・。
『えっ、はっ、はい、大丈夫です・・・。』
「そうか、それなら良かった・・・。」
『・・ゃっ・・、あっ・・、はっ、はい・・・。』
後ろからユナさんの胸を激しく揉む。
「ユナくん?
どうした?」
『いっ、いいえっ・・・、ぁんっ・・・』
『ほら・・話し、続けて・・・。
その人なんでしょ??
ほら、その人の名前呼んで・・・。』
反対の耳元で囁きながら、左手で胸を揉んで、
右手はスカートの中に入れて、下着の上から秘部を弄る。
瞳を瞑って、頭をいやいやと振りながら、右手はシンクの淵を握り締めて、
電話の相手に喘ぎ声が漏れないように、唇を噛んで我慢してる・・・。
その顔、そそられる・・・。
もしかして、この顔もそいつに見せたのか??
「ユナくん、大丈夫か?
泣いてるのか?」
『・・・いっ、いいえ、大丈夫ですっ。
シフ先輩、わざわざ電話、ありがとうございましたっ。
・・んっ・・はぁ・・・、では、失礼しますっ・・・。』
最後は早口で捲し立てて、電話を切った・・・。
『なぁ~んだ。
もう電話切っちゃったの??
これから楽しもうと思ったのに。』
『ミニョクくん、ひどい・・・。』
顔をオレに向けて、睨んでくる。
でも、その顔もそそられるね・・・。
顔を真っ赤にして、潤んだ瞳で睨んだって、
オレには誘ってるようにしか見えないよ・・・。
『オレが酷い??
シフ先輩、って言ったっけ??
その人と何かあったんでしょ、食事会の日に。』
『なにも、ない・・・。』
途端に目を伏せる。
ふぅ~ん、まだ口を割らないつもり??
さっきは緊張して、あんなに躰が強張ってたくせに・・・。
『ホントに??
じゃあ、オレが電話して聞いてみようか、シフ先輩に。』
ユナさんのケータイを手に取ってニヤリと笑う。
『やっ、そんな事っ・・・。
あっ・・、んっ、・・ぁっん・・・、やめてっ・・・』
ケータイを置くと、首筋に顔を埋めて強く吸う。
艶めかしく咲いた、もう一つの赤い所有のしるし。
『こんな短いスカート履いちゃって。
シフ先輩に可愛く思われたくて、こんな恰好していったの??』
スカートの中に手を入れて、秘部を撫でる。
醜い嫉妬だって分かってる。
でも、受話器越しから聞こえた、ユナさんを心配するあの人の優しい声。
包容力のある“大人の男”って感じがして、
なんだか、あの人に負けた気がした・・・。
『・・ぁんっ・・・、はぁ・・、どうしてっ、そんな事言うの・・・??
シフ先輩とは、なにもないのに・・・。』
『ホントに??』
ユナさんの瞳を間近で見つめる。
鼻と鼻がくっつきそうなほどの近さ。
オレの真剣なまなざしに、漸くユナさんが口を開いた・・・。
『ごめんなさい・・・。』
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タイミング悪く掛ってきた電話の相手は、シフ先輩でした(→o←)ゞ
しかも、あんな事聞いちゃうから、ミニョクの嫉妬はピークに・・・。
そして、そんなミニョクの執拗な攻めに、ついにユナさんが・・・??
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