ミニョク・・・。
ミニョクが大人になってヒョンは嬉しいよ・・・。



と思う反面、



ミニョク・・・。
まだ穢れを知らないヒョンの可愛い弟でいてくれ・・・。



とも思う。
何だ、オレは。
ミニョクのいったい何なんだ??
そんな自分の中の、ミニョクに対する複雑な思いに苦笑する・・・。



オレはメンバーであり、ミニョクの大切なヒョンだ。
ただそれだけ。
ミニョクの事を心配するあまり、
自分の中にミニョクに対する変な感情が芽生えたのではないか、と驚いてしまった。
そんなことあるはずがないのに・・・。



オレはヒョンとして、ミニョクとミニョクの愛するユナちゃんを守ってやらねば・・・。
そんな変な使命感を心の中に燃やしていた。





そんなある日、オレはある仮説を立てた。
唯一音楽番組の収録がない月曜日。
きっとこの日にミニョクはユナちゃんの家に行くのではないか??
その日のスケジュールはお昼過ぎに終わる予定。
きっとこの日にミニョクはユナちゃんの家に行くだろう・・・。
その時にアレを渡そう。
オレは出来るだけ早く渡してやりたかった。
ミニョクとユナちゃんの為にも。





いよいよこの日がやって来た。
ミニョクは口には出さないが、きっとこの後ユナちゃんの家に行くのだろう。
頻りに壁の時計を気にしている。



きっちりしたミニョクの事だ。
お昼過ぎに終わるスケジュールでも、
きっとユナちゃんの家に行く約束は夕方か夜からだろう。
それでも、撮影スタッフに気付かれない様に時間を気にするミニョクがいじらしい。





恋をするってこんなにも人を変えるんだな・・・。





今までは、仕事中に他の事を考えたり
時間ばかり気にするような事はなかったのに。
もちろん今も、仕事に対して真面目じゃないわけではない。
だが、時間を気にしたり、休憩中にケータイをチェックする姿が何となく羨ましく思えた。





オレも久しぶりに恋をしてみるかな・・・・・。





胸の奥がサワッと、くすぐったくなるような感覚。
ここ最近のオレには無かった感覚。
昔・・・
ただがむしゃらに愛した女が忘れられなくて、今までそんな感情に蓋をしてきた。
失ってから気付いた愛。
もうそろそろ良いのかもしれないな・・・。





本来ならばお昼過ぎに終わる予定が少しづつずれ込んで、
全てのスケジュールが終わったのが結局夕方近くになった。
もうこうなったらミニョクのソワソワはピークで、
バンの中でも頻りに時計とにらめっこ。
ヒョンもジョンシンもミニョクのそんな様子には微塵も気付いていない。



宿舎に着くなり急いで自室に入り、
何やらバタバタと出掛ける準備をしている。
本当はゆっくりシャワーでも浴びて行きたいところだろう。
撮影でメイクもしてるし、少し汗もかいてるしな・・・。
それでも、時間にキッチリしているミニョクは
遅刻を嫌がってそのまま出掛けるようだ。




さぁ、時は来た・・・・・。







ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村