ヌナの病室の前・・・。
この扉の向こうに
ヌナが居るのかと思うと
手が震えてくる・・・。
さっき見たヌナの姿・・・。
グッタリして
ドゥジュンヒョンにおぶわれてて・・・。
コンコンコン・・・
深呼吸をしてノックをする。
『ギグァン。
どうしてお前がここに??』
『収録終わったんで・・・
オレらの代表として来ました。』
顔を出したのはスタッフさん・・・。
こんな時にも
“恋人なんで。”
って言えないもどかしさ・・・。
こういうウソが
平気で言える様になった事自体がダメなんだよな・・・。
ヌナの眠るベッドの横に座る。
夕陽に照らされて
キレイな顔をして眠るヌナに見惚れてると・・・
『お前、確かこの後別の収録が・・・』
『ドゥジュンヒョンが代わりに・・・。
それよりヌナは・・・??』
『睡眠不足と
過度のストレスで倒れたらしい。
今日は大事を取って入院だって・・・。』
『睡眠不足とストレス・・・。
病気とかじゃないんですね??』
何かの病気じゃない事にひとまず安心した。
睡眠不足とストレス・・・。
その原因はきっと・・・
いや、
絶対にオレだ。
オレがヌナにあんな態度取って
あんな酷い事言って・・・。
オレがヌナを追い詰めて
こんなになるまでにしたんだ・・・・・。
『ギグァン、大丈夫か??
お前も顔色悪いぞ??』
『いえ、大丈夫です・・・。』
『それなら良いけど・・・。
ちょっとオレ、電話してくるわ・・・。
あ。
そう言えば茜ちゃん、
さっきうわ言でお前の名前呼んでたぞ。』
そう言って病室を出て行ったスタッフさん・・・。
ヌナ・・・・・。
ヌナの白くてキレイな手をとる・・・。
ヌナ、オレの名前呼んでたんだ・・・。
あんな酷い事言ったのに・・・。
ヌナがこんなになるまで
ストレス抱えてるなんて・・・。
それに気付いてやれなかった
自分がもどかしい。
いや、
それに輪を掛けて
オレが酷い事言ったから・・・。
首元を見ると
さっきオレが付けたキスマークが
真っ赤な花を咲かせている・・・。
ヌナ・・・
ヌナ・・・・・。
コンコンコン
『ハイ・・・。』
ノックの音が聞こえて
サッとヌナから手を離す。
きっとさっきのスタッフさんが戻って来たんだろう・・・。
そう思っていたら・・・。
『こんにちは・・・。』
顔を覗かせたのはあの人だった・・・。

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