ユナさんの涙を見た瞬間、オレの中で何かが弾けた・・・。
ユナさんの手を引きタクシーを止めると、急いで飛び乗る。



車内でもお互い無言で、繋いでいる手をギュッと握ると、
ユナさんもギュッと握り返してくれる・・・。
たったそれだけだけど、
お互いがお互いを求めている気がして、
オレの心臓はバクバクしている・・・・・。



ユナさんのアパート近くでタクシーを降りて、夜道を二人で歩く・・・。
一度離した手を再びとると、
心音のリズムに合わせるみたいに早足になる二人・・・。
ユナさんのアパートに入ると、
荷物を床に乱雑に置いて後ろから抱きしめた・・・。



『ユナさん・・・。
ずっとこうしたかった・・・。
ユナさんの事抱きしめたかった・・・。』



小刻みに震える身体・・・。
ユナさんの悲しみがその身体から伝わって来て、オレの心を締め付ける・・・。
オレと会えない上に、あんなスキャンダルも出て、どんなに辛かったか・・・。
電話でしか言葉を交わせない日が続いて、オレももう限界が来ていた。
そんな時、たまたま空いた明日の午前中のスケジュール。
マネヒョンが、
“少しエネルギー補給して来いっ!!”
って言ってくれた次の瞬間ユナさんに電話してた・・・・・。



『ホントはユナさんに会ってすぐに抱きしめたかったけど、
なんか恥ずかしくて・・・。
だからスーパーに誘って少し緊張を解したんだ・・・。
カッコ悪いでしょ・・・。』



ううん・・・。
ユナさんはそう首を力なく振るだけ・・・。



『ホントは・・・。
ユナさんに会ったら真っ先にこの間の事謝らなきゃいけなかったのに、ごめん・・・。』





ううん・・・。
首を振った反動で、ユナさんの涙がオレの手にポタッと落ちた・・・。
こんなに小さい身体をさらに小さくして泣いてるユナさんに、
どう謝ったら許してもらえるんだろう・・・。
ううん・・・。
何回謝っても、どう謝っても許してもらえない。
そのくらい酷い事をオレはしたんだ・・・・・。





『ユナさん、こっち向いて・・・。』



抱きしめている腕の力を緩めて、腕の中で向きを変えさせる。
目を真っ赤にして、可愛い頬は涙で濡れいて・・・。



『何度謝っても許してもらえない事は分かってる。
でも、謝らせて・・・。
ごめんね、ユナさん・・・。
あんな写真撮られて、何日も連絡しないで・・・。
本当にごめん・・・・・。』



『もぉ良いよ・・・。
何回も謝ってくれてるもん・・・。
もぉ、大丈夫・・だから・・・。
ミニョクくんが悪いんじゃない・・・。
誰が悪いんじゃないよ・・・。
こうして会いに来てくれた・・・。
それだけで良いから・・・・・。』



そう言うとまた一筋ユナさんの瞳から涙が零れた・・・。



『ユナさん・・・。
キス・・・したい・・・・・。』



うん・・・。
ユナさんが頷いたのを確認してその可愛い唇にキスをする・・・。
久しぶりのキスにオレの心臓はもう爆発寸前・・・。
啄ばむような軽いキスから角度を変えた深いキス・・・。
ユナさんの口からは吐息が漏れはじめた・・・。






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