あれから数日・・・。
韓国と外国を行き来しながら時間が過ぎて行く・・・・・。


『また明日から日本か・・・。』


『ヒョン。日本に行くとあまり眠れてないでしょ?せめて今日は早く休んでね。』


そうミニョクに言われたけど、実は今日本に居なくてもあまり眠れてないんだ。
あの日、横浜アリーナで彼女を見掛けてから寝れない日々が続いている・・・・・。 










『今日はこれで取材も終わりだ。各自ホテルに戻ったら
明日に備えて早く寝るように。特にヨンファ・・・。
お前最近寝れてないみたいだな。大丈夫か?』


『すみません・・・。大丈夫です。』









『お疲れ様でした~。』
『ありがとうございました~。』


取材現場からの帰り道。
ここ日本の街は相変わらず白黒だ。
あの日、一瞬だけ色付いた世界は、また元に戻って白黒のまま・・・。










ホテルの部屋に着いて、ジョンヒョンは早速ギターの手入れ・・・。
オレは何もする気になれず、窓から新宿の街を眺める。






もう、癖だな。






ぼんやりとホテルの下の交差点を眺めていたら、
彼女に似た女性・・・。


オレも遂に幻覚を見るようになったか・・・・・。
そう思ったけど、その一点だけ色付き始めた・・・。







あっ!!!
あれは・・・・・。







そう思ったら身体が勝手に動いていた。
変装用にキャップを目深に被り、
『ごめんっ。ちょっと出てくるっ!!』
ジョンヒョンにそう言い残して足早に部屋を出る。


後ろでオレを呼ぶ声が聞こえたけど、今はもう止まる事が出来ない。
今日彼女にきちんと会って気持ちを伝えないと・・・。







エレベーターホールでエレベーターを待ってる時間ももどかしくて、
非常階段を飛ぶようにして駆け降りる・・・。



今日はたまたまホテルの部屋が予約でいっぱいとかで、いつもと違う3階だった。
だから彼女が見つけられたんだ・・・。
早く行かなければ、また見失ってしまう。





逸る気持ちを抑えきれずにホテルのロビーを抜け初冬の夜の街に出た・・・・・。



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