いつかこんな日が来るんじゃないかって思っていた・・・。
ウチに来た時から様子がおかしかった。
いや、さっきの電話の時からおかしかったか・・・。
顔を見れば何か分かるかも。
何か変わるかも。
そう思ったけど、簡単にはいかないみたい。
私の方がギグァンより4歳も年上で、アイドルとスタッフの関係だもの。
付き合うまでには自分の中で色々葛藤もして、覚悟も決めて。
色んなものを背負う気持ちで付き合いだしたのに、
いざ付き合ってみれば、いつでも私に全身で愛情表現をしてくれるギグァンに溺れて行って・・・。
最近忘れていたのかもしれない・・・・・。
いつかはこの関係を解消しなければならないって事を。
ギグァンはまだ若くて、BEASTとしても国内外で人気もあるし、
MCや俳優としても活躍の場を広げていて・・・。
こんな年上で、綺麗でも、可愛くもない、
ましてや可愛げもない私と付き合っている事がそもそもの間違いなのよね・・・。
私なんかよりも、もっとギグァンに似合う可愛らしい子が隣に居た方が良いのよね。
いつの間にか心の奥の方にしまい込んでいた負の感情が、
ギグァンの一言で心の中を占めてしまった。
零れてしまいそうな涙をグッと堪える。
泣いて・・・。女の武器を使ってるなんて思われたくなかったから・・・・・。
私なりに頑張って来たつもりだけど、そう思ってたのは私だけだったのかな??
『ごめんね・・・。そんなつもりじゃなかったんだけど・・・。ご飯・・・。作ったから食べる??』
キッチンに行って、そう声を掛けた。
私は、ギグァンより年上なんだから、大人の対応しなくちゃ・・・・・。
前にギグァンがウチに来た時に食べたいって言ってたテンジャンチゲ。
こんな時に作らなきゃ良かった・・・。
『ヌナ・・・。ゴメン。オレ・・・・・。』
あぁ。やっぱり・・・。
もうこれで終わりなんだ・・・・・。
そう思ったら、堪えていた涙が止めどなく零れてしまっていた。
その時が来たら、理解よく別れよう。
ギグァンより大人なんだから、キレイに、笑って別れようって思っていたのに・・・。
いつからか、ギグァンより私の方が溺れていってたみたい。
今日この関係が終わったとしても、明日になればまた仕事場で顔を合わすんだし、
後腐れなく別れなくちゃ・・・・・。
そう自分に言い聞かせて、零れ落ちた涙をギグァンに気付かれない様に拭う。
ふぅ~。
一つ深呼吸をしてギグァンの方に振り向いた。

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